目に見えない抱えているものに目を向けられる人間でいたい

昼ご飯を食べてないと驚かれることがよくある。

その流れで朝ごはんの事も聴かれることがあって、「食べない」と言うとまた驚かれる。

朝ごはんは起きたてに食べると気分が悪くなってしまうので食べれなくて。朝も弱いから早く起きる事も出来ずに「食べない」という選択をしただけ。

ご飯くらいゆっくり食べたくて、食べるのに時間をかけたい人間だから、周りに合わせて急いでご飯を食べるのが苦痛。お昼の1時間をフルに使って本当は食べたいけど、時間に追われるのが嫌だから「食べない」選択をしただけ。

「コスパいいね！」と言われたけれど、勿論お腹は空く。ただ我慢してるだけ。

あとはお金が無くて節約で「食べない」選択をしてるだけ。「コスパが良い」わけではない。ただの我慢。

「食べないからそんな痩せてるんだよ」って言われるけれど、本当は食べたいし、寧ろ食べることは大好きだ。

「好きな食べ物は？」と訊かれたときに、即答できなかったのは、「好きな物」を考えると食べたくなってしまうから。欲しくなってしまうから。

ここ数年食や物に対してあまり目に入れないようにしている。

幸せな人は、裕福な人は、相手にどんな事情があるのか深くは考えない。

まぁ私も周りにそんなこと言わないし、そんなそぶり見せないから、考えもしないんだろうけど。

ホームレスに見えないホームレスが昨今急増しているという。ネカフェを住処にし、女性は特にネイルや化粧をちゃんとして一見したら「普通」の女性に見えるように身なりを整える。

その気持ちは物凄くわかる。多分私も、ネカフェ難民になったとして同じような事をすると思う。

化粧品は安い物でもそれなりにする。プチプラと言われるものでも人によって合う合わないがあるから失敗することもある。

それでも化粧品のお金を節約して化粧をしなくなったら、きっと本当に心が折れてしまう部分もあるのだと思う。化粧をし「普通の女」として生きることがストッパーになっているのだと思う。

人は何かに「生きる意味」を「生に縋りつく理由」を見出さずには生きていられないと思う。

例えばそれが「恋人」だったり「好きなアーティスト」だったり「美味しい物」だったり、誰かの何かの為と目に見えるものが確かに有るから「もう少し頑張ろう」「もう少し生きていよう」「生きていたい」ときっと思えるのだ。

私にも何か見つかるだろうか…