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sense of wonder

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ちいさな人たちとの日常のつぶやき
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2021年3月の記事一覧

たいせつなもの

たいせつなもの

ちいさな人たちの日常には
なんでもない時間が流れている

いつもの日常がそこにある

朝起きて
遊んで
ご飯食べて
遊んで
寝て
遊んで

笑って
怒って
笑って
泣いて
笑って
拗ねて
笑って

いつもの一日がそこにある

このなんでもない日常は
かけがえのない時間で

ちいさな人たちが
いつもの楽しい一日をすごせますように

明日も楽しい一日でありますように

絵本の世界には

絵本の世界には

ちいさな人たちは
絵本の世界が大好きで
繰り返し繰り返し
飽きずに絵本を楽しんでいる

もういっかい!ってリクエストされたり
文字は読めないのに
大人のように読み聞かせをしてくれたり

お気に入りのページは
ぼろぼろになるまで何回も開いて

ストーリーの展開は
覚えてしまっているのに
毎回わくわくした表情で
好きな場面になるのを待っている

言葉の持つリズム
言葉の雰囲気
言葉の音の響き

絵本に

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愛を届ける

愛を届ける

ちいさな人たちは
大好きな人たちから
たくさんの愛を受け取っている

その愛は
ちいさな人たちの可能性を
信じていることでもあり

ちいさな人たちの未来を
信じていることでもある

ちいさな人たちが
感じていることを
選択していくことを
自分の力で人生を作っていくことを

そのままその背中をそっと押して
応援をしていく存在でありたい

大人の人たちのことを信じている
ちいさな人たちからもらう愛は

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これから先の未来に

これから先の未来に

ちいさな人たちは
桜が満開の日
ひとつの区切りを迎える

ちいさな人たちは
この日をどう感じているんだろう

散歩に行って
ねこちゃんに話しかけたこと

木に止まっている蝉を捕まえたこと

憧れの警察官の人と
話をして敬礼してもらったこと

公園にどんぐりがあることを発見したこと

葉っぱを踏んだら
カサって音がすることに気付いたこと

外で水を撒いたら虹が出たこと

ちいさな人たちの毎日の積み重

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紡いでいくもの

紡いでいくもの

ちいさな人たちは
ひとつひとつを紡いでいく

生まれてきてから
出会うことを
ひとつひとつを紡いでいく

初めての出来事
初めての言葉
初めての感情

ひとつひとつを紡いでいくことが
手を動かして
足を動かして
いろんな体験につながっていく

手を使って
もの掴めるようになり
足を使って
歩けるようになり

いろんな体験から
できることにつながっていく

ひとつひとつを紡いでいくちからを
ちいさな

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心に残るもの

心に残るもの

ちいさな人たちは
もにょもにょと話してくれる

まだ不明瞭で
うまく言葉にして伝えることが
難しかったりするけど

伝えたい
その気持ちがとても伝わってくる

ミニカーで遊んでいたら
ぎゅーんっていっぱい走ったこと

積み木を倒したら
がっしゃーんって大きな音がして
びっくりしちゃったこと

ママがお迎えに来たと思ったら
パパのお迎えで
すっごく嬉しい気持ちになったこと

この前のお休みの日には

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ひとつ大きくなる

ひとつ大きくなる

ちいさな人たちは
春がやってきて
ひとつ大きくなる

ひとつの区切りの春に
ひとつ大きくなる

ひとつ大きな
おにいさんやおねえさんになる

わくわくで
どきどきの
期待のその向こうに

すこーし恐々と不安そうな表情も見せる
ちいさな人たちの成長が
見え隠れする

期待と不安を胸に
ひとつ前にすすんでみようとする
その背中に
頼もしさを感じるよ

ひとつ大きくなる春だね
みんなおめでとう

大人の

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ふれてみる

ふれてみる

ちいさな人たちは
どんなものにも興味を持って
さわってみようとする

さらざらしているもの
つるつるしているもの

ベタベタしているもの
ぬるっとしているもの

べっちょべちょなもの
ふわふわするもの

手に足で触れてみたり
全身でさわってみたり

掌ですくってみたり
足の裏で触れてみたり

ふれてみたらどんな感じ?

ふれてみるものは
たくさんあって
そのたくさんの中で
人は生きている

ちいさ

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いまからこの先の明日は

いまからこの先の明日は

ちいさな人たちは
『いま』あることに
こだわることがある

過去にあったことや
未来にあることは
時間の流れを感じる力が弱くて

この先のことを想像することが
難しかったりする

これが終わったらね
片付けてからね
またあとでね

ということが理解しづらくて

『いま』起こっている出来事が
とても大切なことだったりする

少しずつ時間の流れが
理解できるようになって

あとで食べられるおやつとか

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育まれてきたものは

育まれてきたものは

ちいさな人たちが
あぁ大きくなったなぁ…と
感じるときは
どんなときだろう

ひとりで履けなかった靴下を
自分の手や足のバランスをとりながら
自分の目や感覚を使いながら
靴下を履けた瞬間

積み木を3つ目まで乗せられた
そのあとの4つ目は
どうしても倒れてしまっていたのに
何回も何回もトライしてみて
4つ目の積み木を乗せられた瞬間

触るだけで泣いていた絵の具に
自分から手を出して
絵の具で色をつ

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気付きが生まれる

気付きが生まれる

ちいさな人たちは
気付きがあるときに
ふと表情が変わる

絵の具の色を混ぜたら
違う色になること

いろんな色を混ぜたら
不思議な色になること

風船を膨らませて
何日か経ったら小さくなること

小さくなった風船は
ぷにぷにして感触がいいこと

かえるのたまごから
おたまじゃくしが生まれること

おたまじゃくしは
黒い色をしていること

ちいさな人たちが
見つけた気付きは

言葉に結びつき
感情に

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どうしたい?の気持ち

どうしたい?の気持ち

ちいさな人たちは
言葉をたくさん持ってないから

なんと言っていいのか
わからないときがある

だからこそ
どうしたい?って
大人の人たちは聞いてみてほしいのです

いろんな感情があることを
いろんな気持ちがあることを
味わう体験をしてほしい

好きだけど
嫌いな気持ちがあったり

やりたいけど
やりたくない気持ちがあったり

ひとはいろんな気持ちを持ちながら
そのときの最善の選択をしている

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泣くことの意味

泣くことの意味

ちいさな人たちは
自分の感情に素直に表現する

笑いたいときは笑って

退屈なときは 
つまらない顔をして

怒りたいときは思いっきり怒って

全身で感情を表現する

泣きたいときは
えーんって思いっきり泣いて

おもちゃを使いたいときに
友だちに貸してもらえない
その悲しさ

だめだよ、貸さないよと
友だちに言われたときの
わかってもらえない
その寂しさ

友だちがおもちゃを
貸してくれないとき

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つながっている

つながっている

ちいさな人たちは
つながることを求めて
いろんなところでつながりを作っていく

公園にいる猫や鳩
小川にいるおたまじゃくし
道端に咲いているたんぽぽ

工事現場のダンプカー
バス停に止まる大きなバス
空を飛んでいく飛行機

ままごとには
ぬいぐるみのくまさんを座らせて

ミニカーを走らせるときは
何台も並べて走らせて

散歩するときは
大好きな人と手をつないで

寝るときは
安心できる人の抱っこで

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