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【アルバイト採用】気をつけろ!こんなスタッフは要注意!~レジ金盗むやつもいる・・・~

おはようございます。
ほっぺてんちょうです。

全国チェーンの居酒屋店長を7年勤め、
現在人材営業会社での営業として
チームリーダーをしております。

飲食店に限らず、アルバイト採用は重要です。
店長もしてかなりの採用・面接をし、
今も人材の営業でトータル3000人以上の
スタッフさんを見てきました。
なので一定の信頼おける話ができるとおもいます。

稚拙な経験ですがシェアすることで
少しでもみなさんの採用の
参考になれば幸いです。

※このnoteではわたしが
飲食店店長・人材営業チームの経験から
売上のつくりかたや人材育成など、
小さな組織を運営する上で
ためになる情報を発信しています。
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〈大前提ですが・・・〉

長くいろんな方を見て、
たくさんの方と働いた経験ですが、
面接の数十分でその人柄を判断することは
かなり難しいことです。

心理学などからさまざまな質問を考え、
たくさんの見るべきポイントを考えましたが
「これを聞けば間違いない!」
という奇跡のような質問や判断材料は存在しません。

見るからに『この人はちょっと・・・』な人は
誰が見ても明らかですし、
『この人は即採用!』な人もそうです。

面接では応募者さんは良い顔をしますし、
対策本などである程度考えてきますから
普通の質問をしても見破ることは難しいです。

そんな中でも唯一私がよく聞く質問は、
「○○の経験をしたということですが、
”困った、苦労した、大変だった”
そんなエピソードはありますか?」です。
具体的な話を深堀します。
そして立て続けに
「どうやって乗り越えましたか?」
と聞きます。
この質問の良い点は具体的なエピソードが聞けます。

ある人は先輩などに聞いて、
ある人は自分で考えて、など
乗り越えたエピソードが聞けます。
ここからある程度素直さや
自分で考える力があるのかなど判断できます。

若いスタッフさんはそんな経験がないですから、
部活などに置き換えて聞いてみたり、
逆に「こんな時どうしますか?」など
思考力を試す質問をしてみます。

内容もそうですがエピソードに
感情がのっかっている話は最高です。
心からの話しですし本音で話せる人なはずです。

ですがこれも万能ではないので
今回は印象や過去の経験から
”良さそうでも要注意な人の特徴”
をお話しします。

〈やたら「店長!店長!」と懐く人〉

人間関係ができてからならまだしも、
まだ出会って間もないのに
「店長!俺頑張ります!」
と懐くスタッフは要注意です笑

スタッフは店長がどんな人かよく見ています。
頑張る人なのか、サボる人なのか。
怖いのか、優しいのか、甘いのか。
多くのスタッフはどんな人か
探りながら店長の温度感を確かめています。

そんな中懐いてくるスタッフは必ず下心があります。
スタッフは
・時給をあげてほしい
・シフトを融通してほしい
・あまり怒らないでほしい
こうした本音を持っています。
まだ人間関係が浅いのに懐くスタッフは
かならず上記に対しての下心があります。

私も騙されました・・・・

新人店長だったとき、
赴任した店舗のベテランさんが
「あの子には注意してくださいね」
そう言ってくれたのに
懐いてくれる若いスタッフに気を許し、
『お、俺って仕事できるように見えるのかな?』
と舞い踊ってしまい、
そのスタッフにたくさん任せてしまったのです。

そしてある日、レジ金が少なくなってました。
状況から考えてそのスタッフがかなり怪しいです。
問い詰めると逆上して彼は辞めていきました。

改めて忠告してくださったベテランさんに聞くと、
「彼は前の店長でも同じことがあって、
前の店長は結局問い詰められず
自分でレジ金を埋めて補填したんです。
彼(懐いたスタッフ)は、パチンコ好きですからね。」
と話してくださいました。

そのベテランさんは私が偏見を持たないように
配慮して最初にはその話をしなかったのですが、
結果私の力不足でスタッフを一人失ってしまいました。

うまい儲け話がないのと同じで、
懐きすぎる人も要注意です。

もちろんすべての人がそうでないですから
業務を線引きしたりフラットに接して
時間をかけて人間関係を構築しましょう。

〈完璧すぎる〉

逆に良すぎる人も要注意です!
これは本当に難しいですが・・・・
良すぎる人材がなぜ
自店に応募するのでしょう????

スキルもあって、
シフトも融通してくれて、
愛想もいいししっかりしている。

怪しいです笑

その本人には悪いのですが・・・
自店が有名店ならともかく、
そうでないならばわざわざ応募するメリットが
どこにあるのでしょう??

採用しちゃいけない!
ではありませんが、これも要注意です。

ここだけの話ですが人材の会社では
他社の社員が面接に参加したり、
過去に逮捕歴がある人が参加することもありました。

逮捕歴があることが絶対だめではないですが、
リスクはなるべく避け、対対応したいものです。

優秀すぎる人は何かあります。
距離感を大切にして人間関係を構築しましょう。

〈身だしなみがやばい〉

これは直感的に理解できますが、
身だしなみがやばい人は高確率で危ないです。

採用することはないと思いますが、
採用の面接の際に身だしなみが危ないのは
整えた上で微妙なレベルなので
普段は相当気にしていないはずです。

身だしなみは生活が反映されます。
最近はネイルや髪色も緩いですが、
派手でも清潔感がある人はいます。

私が考えるに清潔感は、
ケアをしているかどうか、です。

派手な見た目でもケアを日々していれば、
そこはかとなく清潔感が漂います。

黒髪でも普段ケアの意識がなければ
細部になんとなく不潔感を感じます。

細かな点も注意してみてみましょう。
清潔感はその人の生活がにじみ出ます。

それは店舗も同じです。
細部にまでこだわり、
スタッフにもその意識を浸透させましょう。

〈とは言え採用は厳しいもの・・・どうする?〉

しかし、全国的にもどの業種でも人材不足です。
『ちょっと怪しいけど・・・採用!』
そんな決断をする場面もあります。

「採用が大事じゃない、
採用してから教育していくものだ」
人材教育でそう考える方もいます。
一論ありますが、教育もコストがかかるものです。
なるべくならそのコストも抑えたいはず。
飲食店は薄利多売が基本ですから、
「採用してから~」もいいですが
最低ラインの採用基準を決めましょう。

その基準をクリアして
『ちょっと怪しいけど・・・採用!』
であればあとは固めていくのみです!

人なので確実な方法はありませんが、
スタッフの囲い込みには
・人間関係の意図的構築
・計画的で明確なスキルアップ
の2軸で考えてください。

共通しているのは”居場所をつくること”です。

スキルアップして
『この店に自分は必要とされている』
そう思うことができれば
早々に辞める可能性は低くなります。

またスキルアップは昇給という
目に見えてわかりやすい対価にもなります。

スキルアップに関しては
過去の下記の記事をご参考ください。

https://note.com/hoppepeppar/n/n063495182ba1

人間関係においては
プリセプター制度をおすすめしていますが、
これにかかわらず裏切りの心理を学べば
ある程度解消できるはずです。

裏切るのは性格や人間特性ではなく
ましては”心のつながり”なんて
あやふやなものではありません。
”裏切ってもマイナスがない場合”において
人は裏切りの行動に移ります。
無断欠勤してもお店に個人的なつながりがない、
(お店に知り合いがいる、など)
自分の生活圏と職場に関係性が薄い、
(自宅から遠い、時給だけで応募した、など)
こうした場合に裏切り=無断欠勤/急な退職が発生します。

『スタッフが裏切りにくいようにするには何をする?
人間関係でどうやって繋がりを創るか?』
は意図して作ってください。

人間関係は感覚や経験で語る人が多いですが
店舗運営や組織づくりにおいては
意識して人間関係を構築しましょう。
理論や理由に基づいた直感はありますが
「私はこう思う。」という独断は危険です。

安定した運営をしたいのであれば
目に見えないものに頼ることから
一秒でも早く脱しましょう。

感覚論や経験論は本人は気持ちいいかもしれませんが
人材教育の考えからすると害悪です。
理由は再現性がないからです。
もちろん再現性がない領域もありますが
スキルアップのほとんどは再現性があるものです。
同じ行動をすればほぼ同じ結果が出るはずです。
結果は行動の積み重ねです。
気持ちや感覚ではありません。
もちろん気持ちややる気が行動を促しますが
行動なき思いは結果になることは絶対にありません。

やる気や経験や独断などの見えないものを手放し、
客観性と理論を構築して再現性の高いものを目指してください。

難しく聞こえますが、必ずできます。
理論は難しくとらえられますが
過去の人類の知恵の結晶です。
多くの方のトライアンドエラーや挑戦、
疑問からの調査が理論です。
理論が100%正解ではありませんが
みなさんが実現したいチームの
近道や助けになることは間違いありません。

理論やテクニックが悪いのではありません。
正しく使って結果を出すためのものです。
受け入れにくい気持ちもわかります。
ですが、手にしたい結果は何ですか?
理論を否定し、自分の経験を認めさせたいですか?

私は理論と自分の経験から、
若い方や周りの人がその人自身の求める結果を出し、
先輩や先代の人類の結果を大きく超えてほしいと願っています。

自分よりできる人をいかに育てられるか。
それが私の実力だと思っています。
そのためであれば自己流のスキルは不要です。
自分を認めてほしい気持ちも封印します。
ぜひあなたの力にならせてください。

間違いなくあなたは結果を出せる人なのですから。

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