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転職活動サイドストーリー     「出会った素敵な会社」

こんにちは。hopiです。

本編は最終回を迎えてしまいましたが、
ゆるりと引き続き投稿していきますね。

これまで書いてきた転職活動ストーリーの中で、
「この話はまた別の機会にお伝えできれば」とか言って、
その時の思い付きで、散らかしているトピックがあって、
回収ができていません笑

それらを中心に「サイドストーリー」や「コラム」等として、
書いていこうと思います。

今回は、
この転職活動を通じて出会った素敵な会社のお話をさせていただければと。


SaaS系スタートアップ

そうです、出会った素敵な会社とはSasS系のスタートアップです!

この会社さんは、私の転職活動において、欠かすことでのできない、
掛けがえのないと言っていいぐらいです。

本編で幾度となく触れてきましたが、
皆さんに思い出して頂くために、転職活動ストーリーの本編で、
私が触れてきた箇所をピックアップしましたのでどうぞ。
(一部カットしてます。)

・面接する方々、皆魅力的な方々ばかり。求められている人材に対して、
 私の経験や知見と親和性があり、そこで働く、更に、直ぐに戦力として
 働けるというイメージが付くようになってくるという状況に。

・スタートアップSaaS系は、最終でボコボコにされて、
 これまでとは異なり あまり気持ち良い面接ではなく、
 絶対落ちたと思った。既に、頭を切り替えようとしていた。

・内定を頂きましたSaaS系スタートアップとオファー面談を
 実施するわけです。ですが、やはり実際にオファーを提示してもらい、
 提示された年収を見たときに愕然としたのを良く覚えています。
 まぁめっちゃ低いわけです。
 世間一般で見たらそんなに低いことは無いと思います。
 ただ、今の年収からの落差が半端ない。
 もともと転職活動をする際に、
 「今の年収より上げなければ転職じゃない」と、
 考えていた人間なので。
 オファーももらった時は、さすがに無理だなと思いました。
 相場があるので、交渉するにしても限界がある。
 たぶん、ここで大抵の方々は、現実に戻るのが普通だと思います。
 ですが、
 このスタートアップさんとの出会いが、
 私の価値観を大きく変えていくことになります。

・スタートアップSaaS系は、オファー期限が、
 新規産業系の最終面接の前に到来。さすがにこのタイミングでは、
 決め切れないと思った私は、オファー期限の延長を申し入れ、
 先方さんから承諾してもらいます。

・皆さん見て頂ければ分かると思いますが、
 SaaS系が再延長になっています笑
 しかしながら、これは再延長依頼をこちらからしたわけではありません。
 もう決め切れずに、もらったオファー期限延長の期間でも決め切れず、
 企業さんには、「申し訳ございません。やっぱり決め切れません。
 これ以上お待たせすることもできないので、
 一旦オファーは手放します。」とギブアップするわけです。
 相談して自分の気持ちを確かめつつも、まだ結論は出ずでして、
 もう限界にきてました。
 そんな私、個人の自分勝手な回答だったのですが、
 それでも私の気持ちを理解してくれて、
 まさかの企業さんの意向で再延長してもらえることになりました。
 涙が出そうになりましたTT こんな素敵な会社があるのかと。

引用:転職活動ストーリー本編

この会社さんの何が魅力なのか?

「じゃあ、何がそんなに良かったの?」ということをお伝えさせてください。

① 選考プロセスでの雰囲気

はい、これがとても良かったです。
それまで色んな面接を重ねてきましたが、
面接なので、当然ながら質疑応答はちゃんとしていますが、
ここまで波長があって、話やすくて、終わった後に心が温かくなる面接は無かったです。

ただし、「最終面接を除いて」です笑
それまでとのギャップが半端ないです。
めちゃくちゃ突っ込まれましたし、ダメ出しされましたし、一方的ですし、
そもそも面接以前に、こんなのコミュニケーションではないと思いましたね笑

でもですね、
あまりに気分悪かったので、内定貰ってから、
採用担当者の方や、社員さんの方に話を聞いてみたんですが、
「内定もらった人は全員同じような感想なんですよ~笑」との想定外の回答が。

どういうことかというと、
最終面接の途中で、内定を出すor出さないを判断して、
内定を出す人には、難易度が高い質問やツッコミをして、どこのランクや役職が適切かを判断していると。
一方で、出さないと判断した人にはめっちゃ優しくなると。

どんなに人材が欲しくとも、
採用基準は絶対に下げたくないとのことで、そういうやり方に拘っていると。

評判悪かったので一度面接方法を変えたらしいですが、
結局しっくりこなくて、戻したらしいです笑

ということで、そういう背景を知ると、納得いくものがありました。
その証拠として、最終面接官も、内定もらって悩んでいる時に、
人が変わったかのようにフォローしてくれます笑

とても勉強になりました!


② 組織の雰囲気が良い

皆、人が良いのですが、
この組織に自然とそういう人たちが集まってきてるのだと思います。
変な人もいますが、皆明るくて、ポジティブで、気持ちの良い人たちばかりです。(むしろ、変な人たちしかいないかもしれない笑)

ここで、内定者懇親会での話をさせてください。

内定を貰って入社することを決めた人、決め切れていない人も含めて参加する、内定者と社員さんとの懇親会がありまして、私は参加するわけです。

社員さんと、「実際この会社どう?とかこの仕事どう?」とか、
そんな会話になると思っていたのですが、
というか入社してもらうためにそういう話するでしょ?なのですが、
たまたまだったのかもしれませんが、
私がついたテーブルでは、くだらない雑談に終始します笑
でもそれが楽しくて、あっという間に2時間経っているわけです。
そして、私のテーブルに着いた社員さんたちは採用担当の方に怒られてましたね笑 
「何をやってんだ、誘致せよ!」と笑

そして、懇親会の最後に、
内定者の代表者一人が最後に締めのスピーチをするという機会があったのですが、なぜか私がその場で選ばれるわけです。
ちなみにその日に懇親会に参加した内定者のうち、内定を承諾していなかったのは私だけです笑
それで、私に締めのスピーチをさせるわけですから、
相当ぶっ飛んでることが分かります笑

で、私は、
「本当に素敵な会社なので、絶対に入社してください!!
よろしくお願いします!!」
と、内定者や社員さんの前で大声で言うわけです。

この時の周りのリアクションは想像つきますよね?

はい、「お前が言うな!笑」です笑

そうはいっても、本当にそう思ってしまったのだから、仕方ないです!笑
こんな素敵な会社があるのであれば、絶対に入った方が良いと。

この会社と接していくうちに、
年収はめっちゃ下がるけど、
ここで働いたら絶対楽しいんだろうなと思い始めてました。

この雰囲気や人柄に惹かれて、
私が拘っていた年収に対する価値観が揺らぎ始めるのです。

そして、私はさらに悩み始めます笑
年収低いし、この懇親会でデメリットを見つけて、
見切りをつけるつもりで参加したにも関わらず、
私の感情が逆方向に動いてしまったので。

ここで、一旦オファー期限が切れて、最初の延長をしてもらいました。

ちなみに、
「こういう年収の下げてまで働く人は、どういう考え方をしてるのか?」
ですが、
「浪漫と算盤」ではないですけど、相当客観的に考えてる人が多いです。
コネを使ってフィナンシャルプランナーに相談する等して、
冷静に計算してます。
資産運用とかお金に関することは、大企業で働いている方々より、
勉強も理解もしているような気がします。


路頭に迷ってしまった私は、
採用担当の方に「もう一度懇親会に参加させて頂いて良いですか?
懇親会に出てくる料理は絶対に食べませんから。」と依頼します。
で、「ぜひぜひ、料理もがっつり食べてください!」と快諾してもらうのです。

そして、二回目の懇親会に行くのですが、
採用担当の方から、
「hopiがタダ飯を食いに来た!また雑談しにきたな笑」と言われながらも、
また色んな部署の社員さんを紹介してもらって、話をさせてもらいました。
結局、終電まで採用担当の方や社員さんにお付き合い頂きました。

そして料理は普通に頂きました!笑
だって、「食べて良いよ」と言うから笑

どうやら懇親会に二回も来る内定者は初めだったようで笑、
というか、前代未聞だったようで笑、
でも逆にそれで真剣に悩んでいることが伝わったのかなとも思いました。

それから何日か検討しましたが、
それでも、結論が出ずに、ここで企業さんにはギブアップを伝えたところ、
企業さんの意向で再延長してもらえることになります。
しまいには、「三回目はいつ来れますか?笑」とのWarm messageが。

何度思い出しても、どんな良い人たちなんだと思いますねTT


③ 最後の最後まで真剣に付き合ってくれる

採用の方々には、「気持ちはどうですか?」と頻繁に連絡頂いて、
本当に気遣ってもらいました。
「入社します」という答えを急かしているわけではないことは、
十分に伝わってきました。

また、私がこの投稿↓で書かせて頂いた
「核心に迫った相談」でこの企業さんの社員さんが登場してくるわけです。

でも、
この相談は私がこの社員さんにコンタクトを取り始めたのではありません。

懇親会で悩んでいる私を見て、採用担当経由で、
わざわざ私の連絡先を聞いて、個別で連絡してくるのです。
しかも、その懇親会では、まともに会話はしていません。

それでも、
「同じようなキャリアを歩んできたので、絶対に相談に乗れることがある。」と言って、自ら連絡してくるのです。
ただでさえ仕事で忙しいのに、どんだけ良い人達なんだと思いましたTT

そして、私が転職を決断する核心に迫った相談に繋がるのです。

でも、皆さんご存じのように、
私は最終的にはこの企業さんは選んでいません。

ですが、この企業さんが無かったら、私は今の決断ができていません。

だから、
この企業さんに、私の下した決断をお伝えし、入社をお断りする時は、
誠意をもって、事実と私の思いは、包み隠さずにお話ししました。

普通であれば、
「これだけ待たせておいて、結局断るってどいういうこと!?」
という反応だと思うんですよ。

でもこの企業さんは、
私の話を聞いてくださったあとに、
何も文句もネガティブなことも言わずに、

「hopiさんが悩んで決めたことなら、私たちは全力で応援します!
こちらこそ、こちらの都合で引っ張って申し訳ありませんでした。
いつでもお待ちしてますので、いつでも連絡くださいね!」と。

いやー、本当にこんな良い人たちいるんでしょうかTT

私はそして最後にこう伝えました。

「これでもうお話ができなくなるのは寂しいですよ。
なので、私からは最後にこう言わせてください。
『これからもよろしくお願いします』と。」

関わった濃度が、
イチ採用企業と、イチ候補者の関係は優に超えていました。


ということで、幕を閉じることになりました。

本当に本当に感謝です!!
どこかで恩返しができればと思っています。

この企業が、現代社会において、良い企業と言えるのかは分かりません。

でも、私は大好きです。

こんな企業や組織を作っていきたいと思いました。

この企業さんに出会えて本当に良かった!


最後まで読んで頂きありがとうございます^^

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