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転職活動ストーリー Ep.20    「そして決断のトキ」

こんにちは。hopiです。

今回は、グダグダだった自分がついに決断するという回です。
最終話目前。
はい、前回のおさらいです。

とにかく周りに相談することによって、
自分がどう感じるか、
自分の気持ちを確かめるという
作業を続けていきます。
そして、その先に。

というお話でした。

◆ここまでの転職活動の期間
職務経歴書作成        :1ヵ月
エージェントとのコンタクト活動:3ヵ月
コンサル求人への挑戦と敗北  :2ヵ月
転職活動の一時お休み     :1ヵ月
再始動(スタートアップ中心に):2ヵ月
大手エージェントと勝負に出る :2ヵ月
検討             :~
-----------------------------------------------
合計             :11ヵ月~

それでは始めます。


相談しようが時間は経過する

私、多くの人に相談していますが、
相談する方々にも都合がありますし、
そんなにポンポンできるものではありません。
時間は刻一刻と経過していきます。

ということで、ステータスがどうなったのか?

◆大手外資
・テック  ----->  選考に進むか検討中   (大手エージェント経由)

◆スタートアップ
・新規産業系 -----> オファー入手し検討中 (大手エージェント経由)
・SaaS系   -----> オファー期限延長  (中小エージェント経由)


皆さん見て頂ければ分かると思いますが、SaaS系が再延長になっています笑
しかしながら、これは再延長依頼をこちらからしたわけではありません。

もう決め切れずに、もらったオファー期限延長の期間でも決め切れず、
企業さんには、
「申し訳ございません。やっぱり決め切れません。これ以上お待たせすることもできないので、一旦オファーは手放します。」と
ギブアップするわけです。
相談して自分の気持ちを確かめつつも、まだ結論は出ずでして、
もう限界にきてました。

そんな私、個人の自分勝手な回答だったのですが、
それでも私の気持ちを理解してくれて、まさかの企業さんの意向で再延長してもらえることになりました。
涙が出そうになりましたTT 
こんな素敵な会社があるのかと。
どこかでまた記事書ければと思ってます。

新規産業系も、本当は1週間以内に回答することが慣習なのですが、
頂いたオファー期限ギリギリまで検討を続けます。
これも、企業さんからみて印象悪くなることは覚悟のうえです。
エージェントさんからも苦言を呈されました。

「しょうがない、結論出ないのだから。」と
都合の良いように自分の心の中でこの時語り掛けてます笑


自分の気持ちが整理されてくる

時間は経過していきますが、
色んな人に相談していくなかで自分が心地いいものが徐々に見えてきました。

やっぱり転職する自分を思い描いた方がワクワクするんだなと。
今の会社の残って、想像できる5年後、10年後に安定した自分でいるのか、
それとも見えない人生をこれから作っていくのか。

もう少し客観的にかつ具体的に落としこむために、
今残っている選択肢に点数を付けていきます。

私が転職で成し遂げたい10項目を挙げて、それぞれ10点、合計100点で点数を付けていきます。項目は、やりがいとか将来性とかワークライフバランスとか年収とかとか。
(これはエージェントさんに相談したときに、アドバイス頂いた方法です。)

残っている選択肢とは、以下4つになります。

①大手外資テック
②スタートアップ新規産業系
③スタートアップSaaS系
④今の会社

ここで皆さん、
「おいおい、①はまだ選考進んでもいないし、受かってもいないじゃないか?」と思われたんじゃないでしょうか?

はい、その通りです!笑

①は内定を貰っている前提で点数を付けていくのです。
だって、このタイミングで比較しなければならないのでしょうがないです。
かつ、①については、エージェントさんからたくさん情報をもらえているし、今の会社の同僚も転職していて、情報はたくさん入手できています。
比較できるくらいの情報量は集まっているのです。

とはいえ、この点数付けもけっこう難しいです。
「年収」とか数値化されてるものは良いですが、
「やりがい」とか「将来性」とかは基準が曖昧なものであり、
100%客観視できるものではありません。
例えば、「やりがい」で、5点と6点の違いとか。

ですので、何となく自分が進みたい道に、
点数を高くつける傾向があります。
でも、自分の気持ちが確かめられるわけですから、
それはそれで良いのです。


集計の結果、
1位はスタートアップの新規産業系になりました。
全体的にバランスが良かった結果。これは色んな情は抜きで考えています。

ですが、
「よし、これで決断できた!」とはならないわけです。

やはり年収が下がることにはめちゃくちゃ抵抗があった。。。
この踏ん切りがつかない。。。


この点を突き詰めていくために、私は次の作戦に出ます。
次の作戦といっても、相談です。
核心に迫った相談です。


核心に迫った相談

私が決断において、最後の決め手となった相談は以下の2つでした。

①スタートアップSaaS系の社員さん

 同じ商社出身で、商社時代に私より全然高い年収を貰っている人でした。
 私から、
 「そんな年収を貰っていたのに、しかも家族もいるのに、
  なぜ手放せたのか?」
 と質問するわけです。

それに対するコメントは以下の通りでした。

  • 年収以上に、今この成長するスタートアップで経験することの方が、
    将来的にも得られるもの、価値が大きい。

  • 別に前の年収はいつでも取り戻せる自信がある。

  • 今の年収で働き続けたときに、家族を養う費用も含めて、どのくらいもつかを具体的に計算している。そこまでは頑張る。


私が感じたことは、

  • 理想と現実を、客観的かつ戦略的に考えている。

  • そして、こういったリスクを抱えても挑戦する人が、
    社会を変える、社会に新しい価値を与えることができる人だろう。
    私はそういう人間を尊敬するし、私自身そういう人間でありたい。


けっこう衝撃を受けました。
自分より失う物が大きく、リスクが高い人がこういう思考を持っているわけです。


②大学院のゼミの先生

最後の最後に泣きついた人です。
相談すると、意外なことを言われました。

「hopiは、転職活動する前に、やらなければならなかったことを完全に怠っている。だから今になってグズグズ悩んでいる。転職が成功する条件とは何だと思う?」と。

私は、回答するも回答するも、先生からは違うと言われます。
しびれを切らした先生は、
「転職によって、成し遂げられるものは一つだけ。
hopiにとってその譲れないものはなんだ?
転職することにGoサインは出すが、その譲れないものは自分で見つけるしかない。」と。

もう少し具体的言うと、

  • 転職によって、自分が望んでいる10項目を全て叶えられるような会社は、この世に存在していない。必ず会社に入れば、不満は出てくる。

  • そんな不満が出てくるなかで、どうやったらその仕事が続けられるか。
    それは、絶対に自分にとって譲れないものが1つ叶えられる会社であればいい。

  • その1つが叶えられれば、その転職は成功と言える。

  • その1つとは、自分が譲れないものであれば別に何でも良い。「実家で両親の面倒を見なければいけなくなったので、勤務地は実家から通えるところが良い。これは絶対に譲れない。」とか、「年収は必ず上げる。」とか。


その時に、私の視界がだいぶクリアになりました。

私が一番引っ掛かっていたのは年収が下がることで、
例えば、
「今の会社から2倍、3倍の年収出すよと言われて時に、私は今の企業に残るのか?」と
自分に問てみたときに、私の答えは、Noでした。

また転職活動するだろうなと。
ということは、私が一番求めているものやモヤモヤは、
年収ではないことがここでハッキリ分かりました。

ただし、先生からは、
「年収を甘く見るな。年収は、この社会においては名刺の一つ。
一度下げた年収はなかなか戻せない。」
と釘を刺されました。
でも、それを言われても、自分の気持ちに変わりはありませんでした。


というこどで、ここで私の志向はほぼクリアになります。
ようやくと言って良いのかもしれません笑


最後の決め手

相談によって、核心に迫って、自分の志向は確認できました。
さぁ、とどめの一撃です。

私は大学院を卒業して、ほぼ1年が経過していました。
ちょうど1期下の学生のゼミ発表を聞く機会があったのですが、
その時に色々と思うわけです。

  • 1年前は同じように、実現可能性が無いと言われながらも、
    大きな構想を描いていたな。

  • もうあれから1年経ったのか。あっという間だな。

とか。

それを踏まえて、ボーっと聞きながらこんなことを思うわけです。

  • やっぱり新しい価値を与えるようなことをしたいな。
    新しい産業を作れれば、経済停滞が続く、将来の日本のためにもなる。

  • 何もしなければ時間だけが経っていく。
    この1年で何か行動した人はどれくらいいるのだろうか。たぶん少ない。
    私は、行動する側でありたい。


はい、これが決定打です。リトル本田ならぬ、リトルhopiの登場です。
これで私は、新規産業系スタートアップに行く決断に至りました。


今回はここまでです。
次回が最終回です。
ここまで読んで頂きありがとうございます^^

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