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気遣いする必要がなくなってくる

人は
してもらってばかりの人と
してあげてばかりの人に分かれる

先日、近所の小早川さんから愚痴を聞いた

小早川さんは、同じく近所の上田さんから
いつも車を出すよう、催促されるのだと言う
「駐車場代もガソリン代も、うちが持つ」
どっかの知恵袋にありそうな案件だ

小早川さんは、ご主人に背中を押され
思い切って、上田さんの催促を断ったら
「アタシはあなたのせいで死にたい」
死にたいの脅迫ワードに落ち込んでいるらしい

小早川さんは
自分の配慮が不足していたと自分を責めていた
上田さんは、小早川さんの気持ちに反して
今は娘さんがいる、八王子へ遊びに行っている最中

小早川さんは、本当に配慮をしていたのだろうか

わたしには
小早川さんが上田さんの顔色伺いをして
小早川さんは
自分が傷つかないための行動をしていたように思う

基本、人というのは他人に優劣をつけやすく
顔色伺いをする人間を見下す傾向にある

優しさは弱さの裏返しではなく
それは本質的な親切ではない
自己防衛に過ぎないと、わたしは思う

冒頭へ戻り、世の中は
してもらうばかりの人と
してあげてばかりの人に分かれてしまう

相手と対等なはずが、自ら顔色伺いをするため
相手から心中を見透かされているから起こり
「自分は相手と対等な関係だ」と信用すれば
一般常識を逸脱しない範囲で
気遣いする必要がなくなってくる
相手の言いなりにならずに済むってこと

但し、これはまともな人との間で成立する