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先日は食事を作らず
母と外食に出た

隣の席へお座りになった
高齢のご夫婦が上品で
店員さんにも丁寧な言葉遣い

杖をついて歩くご婦人が
転びそうになって恥ずかしかったと
頬に両手を添えて俯かれた

「ちっとも恥ずかしくないよ」ご主人は慰め

ご婦人は溢すように「ごめんなさい」

「支え合ってきたのだから
これからも
足りない部分を補い合おうね」
って、ご主人

わたし、咄嗟にこのようなセリフが出てくるかな

透明な感受性のやり場
誰かの唯一無二
ひとりだけ持つ価値観から
ふたりで新しく生む価値観の共有

公園や美術館に行ったり
お気に入りの動画を観たりは1人でもできて

でも
「今日のあの絵、よかったね」

美味しいものを一緒に食べて、美味しい!

誰かと感動を共有したくなっても
話す相手がいないのは寂しい
本音を語って、否定されるのはツラい
支えるや補うは何も特別なことじゃなく
自分に呼応してくれる人がそばにいることかも
なんて思う

©️ももまろnote  2024.05.01

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