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相手から搾取を断られると、逆恨み

「助けて!」と、言われながら殴られる
「怖いよ!」と、叫びながら蹴られる

声を聞いた人は、きっと
「助けて」や「怖いよ」の主がいじめられていると、そちらへ気が取られる

話は変わり、いじめというのは
ある種の使命感が働き、弱者を排除することが
コミュニティの遺伝子を維持する仕組に思える

いじめるのが、快楽で面白い
集団となれば、一体感が芽生える
本能が楽しいと胸を躍らせる

幼い頃に、カエルを面白おかしく惨殺し
安全圏からカエルを叩きつけて楽しむのは
人が持つ本能で

カエルは遊び道具としてしか見ないから
カエルに抵抗されると、それを不服に感じ
加速をつけて、残酷にいたぶる

大人になれば、いじめは
理性ではいけないことと理解しながら
本能的には楽しくて仕方がない

そこで、大義名分てして「使命感」でいじめる
パワハラやモラハラがいじめに該当し
未熟な者に対して、自分が強い立場にあると
未熟な者への苛立ちを一方的に攻撃することで
快感、使命感が伴う、充実感が生まれてくる

悲しいかな、いじめはなくならない
人間社会は人を排除するシステムが必要らしく
規律が強い国民性であれはあるほど
その度合いが強くなるのだという

正義感も強すぎると、暴力にしかならないのは
そういう意味

これらを踏まえて、冒頭に戻る

人は、いじめはよくないという理性や道徳を持ち
反面、人を排除する快楽に味を占めているので
加害者は、本当の被害者であることや
被害者が、真実の加害者である
これらの見極めがつかないのをよいことに

相手から搾取を断られると、逆恨みし
いじめられた被害者を装いながら
「助けて」「怖いよ」と
搾取し損ねた相手を叩きのめしている現実を
知っておいて、無駄はないよ

事実は小説よりも奇なり