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目に栄養が行き渡るよう「創りたい」

電球型蛍光灯はLEDに変わったけど
蛍光灯は「蛍光灯」のまま
ホタルのひかり・あかり、なんだね
名称に情緒が残っている

これっぽっちだけど
人工的なものが、字面で温かい気持ちになる

例えば、タイムラインへ俳句が大量に流れて
季語を目にすると
山水に身を任せる花びらみたいで、単純に美しい

日本人だから、というより
自然じゃない端末の画面に
画像じゃない、季節が見えるって素敵でしょ
わたしは自分のエネルギーに変換している

言葉の用法って大切だね、使い方ひとつ

自暴自棄になりそうでも、心境にマッチした作品は
ちょっとだけ救われて「捨てたもんじゃない」とか
直に優しさが包んでなくとも
作品が豊かさを運んでいる気がして

画面の向こうに、誰かが息をしているんだなって

そう、画面の向こうに人がいるんだよ
互いが不安にならない居場所がネットにあれば…

言葉は刃物だからね
目に栄養が行き渡るよう「創りたい」

他者を排除して、心を切り刻まないように
常日頃から意識したい

せっかくなら気持ちが休めて、目の保養がしたいね
恐ろしい小説でも、物悲しい詩や
身につまされるエッセイでも教養や視野が広がれば

「今日、端末を開いて良かった」

こんな日が増えるといいね