鳴かぬならそんな鳥だよホトトギス
夜には楽しみにしている、大河ドラマがある
ざっくりいうと、徳川家康の物語なのだが
家康といえば
『鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス』が
性格を表している句と有名で
じゃ、わたしならどんな句になるか考えた
『鳴かぬならそんな鳥だよホトトギス』
わたしは言うことと行動が伴わない矛盾した部分に人間関係を、適当に捌いていく癖を持つ
口で言うほど執着せず、嫌いにならず
「そんな鳥だよ」 人をカテゴライズしていく
その代わり
「この人は絶対の恩がある」と感じたら
自分の誠意を尽くしても後悔はない
友達に相談するときは、大体が事後
自分の判断が正しかったのか、確認して
「アドバイスありがとう!」 胸を撫で下ろす
誰にでも優しさを振り撒く、いい格好は
わたしから言えば承認欲求に溺れている
回り回って、人生のレベルは低くなっていく
他人を見ていると確実にそうだと言い切れる
同時に、わたしは不安が頭から離れない
若いときほど、割り切りが難しくなり
グレーゾーンを甘んじて持つようにした
新卒で入社した会社員時代
一般職の女子達にはイジメが存在していた
同期が泣くのも、愚痴を言うのも
その世界に居ないわたしが重宝された
わたしはそれらを聞いたあと
人と群れなくて良いとさえ感じ
群れることに必死な人を見ると
自分のレベルは自分で終了させていると
冷たい眼差しを送ってしまう
人それぞれの価値観があるので
あえて告げることもないが
本心では、群れて好かれることが重大なら
「この人、一生、他人の印象が気にしながら
生きていくのか」
同調圧力の誕生もそこにあるんだなって
逆に印象が悪くなっていく
印象を気にする人ほど、印象が悪いものはなく
振り切っている個性派ほど
孤独や孤立を恐れないので、居心地さを覚える
鳴かぬなら それでもいいよ ホトトギス