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たまに、理想のタイプを聞かれる

「好きだよ」「愛してるよ」「大丈夫」
優しい言葉より
今、自分が置かれた不利な状況から
的確に逃げ出せる方法を教えてくれた人がいて

そういう人がわたしを拾ってくれ
手と知恵を貸してくれ
助けられたから、今の自分がいる

理屈っぽいのか、論理的思考というのか
甘くて優しい頼りない言葉より
確実にわたしの脳へと刻まれて、血肉になり
感謝へ変わる

先に仲違いや疎遠になっても憎めない、忘れない

たまに、理想のタイプを聞かれる
「知性・理性・冷静・戦闘能力の高さがある人」
これらは
わたしを助けてくれた人達を総合しており
そして、なりたい自分でもある

優しくて、見た目もよくて、申し分ないのに
だけど物足りないのは、安心感の有無
わたしが欲しかった言動を
髪の毛より細い針で撃ち抜く正確さが安心へ繋がり
わたしを鼓舞した

愛の成分には、厳しさと苦さも含まれている