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いらない小説のあらすじを書いてみた

こういう小説はいらない…ももまろの首を絞める

私立なんちゃら学園、才色兼備・ももまろが
廊下を歩けば薔薇が舞う
雑魚を阻止するイケメン三銃士と大名行列
ももまろに嫉妬する、ブス3人組からのイジメ

……ここまで登場人物が把握できない人数……
……描写が続き、本題へ入るまでが長い……

私立なんちゃら学園では不穏な事故や事件が続く
やがて
不穏はももまろへも降りかかり鬱病と診断される
自己憐憫に陥り、同時に医師とも恋に落ちる

学園での不吉な出来事は加速する
港では、イジメっ子ブスAが無惨な形で浮いており
イジメっ子ブスBはデッキで毒殺された一報が入る
遂にイジメっ子ブスCがフォアから飛び降りた
(ここから港と船の専門知識が作者により披露)

……(略)……

「犯人は、お前か!ももまろ!」
「あれは3年前、止める親を家に残し…」

(回想シーン)
長い描写へは擬態語が多用され
まどろっこしさが否めない

ももまろは、イジメの主犯Cに騙され地獄を見た
「やめてー!」
ももまろは男に凌辱され、サイコパスへ覚醒する

「あの時の男は医師であるアナタ」

たじろく医師に、ももまろは微笑みながら
「私の家は、世界の五菱財閥
政治家も警視庁も動かないわ
殿方はみんな、私という海に溺れているの」

「私のこと、好き?」
医師の両手を掴み、ももまろは自分の首に当てがう
「先生、これが小説だったら」
「こういう小説はいらない」ももまろの首を絞める

↑↑↑設定がベタ↑↑↑
既視感満載で、定番の主人公は美女(イケメン)
読んでいても目で追うリズムが合わず
ご都合主義で、なんのこっちゃ分からないまま
蛇足になる専門知識を読まされた上に
伏線らしきものの回収やヤマ場、オチがなく完結

ハッピーエンドも、勧善懲悪or全員善人
お涙頂戴は、つまらん
こういうC級小説は要らないよ

#青ブラ文学部
#山根あきらさん
#港