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わたしは社会不適合だなって

人間関係の理想を語ると
友達は少数精鋭で、団体で活動するより
雑居ビルの非常階段で、事務所の片隅で
些細な出来事をのんきに語りたい

恋人とは、ベンチや花壇の縁に座り込んで
ただ、ぼんやりしていたい

相手がボソッと喋れば「うん、だね」って
また静かに思い思いの風景を眺め
部屋に帰って、外とは違い語りたい

ディズニーも好きだけど
清澄庭園で、ぼんやり過ごすのが好きだった

若い時、クラブやイベントに行っていたのが不思議隅っこにしゃがんで、ボーっとしていたな
誰かと居ないと、寂しかった

幼少期から大きな声や音でビクッとする気質だから
静かなのが快適で、室内はこざっぱりが好きで
贅沢言うなら、森林の木陰の下にいたい

学生じゃないので、人間関係の数でマウントなど
わたしには不要ですわ
団体行動は会社勤め以外、不向きだもん

会社勤めも…わたしは社会不適合だなって
気持ちに小骨が刺さったまま、無難に過ごした
自分のことを二重人格だと感じる

カチンときた時でも、平然と居られる自分に
アカデミー助演女優賞がもらえるなって
わたしのメンタルは鋼に包まれた豆腐だと思う

「ひとりぼっちは可哀想」 
ああ、はいはい、好きに言ってくれ
わたしはわたしの好みで生きたい

友達を選んで付き合うようになり
特にそう願うようになった
平穏な暮らしは、好きなことに没頭できる

人間関係って、それだけ影響を及ぼしているのね