主体が分からない読者がね〜
今日もnoteネタで出発進行!
最近、読解力について再び新たな視点を知った
例 )
というエッセイがあった場合
話の主体はなんなのか
読む人によって異なるのを知った
わたしは著者が母についてエッセイを書いたと捉えるが、違う視点だと
「中島みゆきさんの情報が少ない
よって、著者は音楽の知ったかぶりをしている」
物語なら、有名な童話『桃太郎』において
「川に流れていた桃の品種はなんなんだ」
読者は著者の意図を超えた部分に着目する
そうして、これらの着眼点をしやすい人は
老害と呼ばれるタイプに比較的見受けられる
主体が分からない読者は置いて行くしかないのだが
タイプ的に、文句を言わないと気が済まないので
著者は慌てふためく
主体が分からない読者はなぜいるのか
理由を考えてみた
① 視点の多様性
異なる背景や経験を持つ読者は、同じ文章を読んでも異なる印象を受けることがある
例えば若い世代は新しい音楽に焦点を当てるが
年配の読者は過去の思い出を重視するかもしれない(逆も然り)
視点の違いが主体の理解に影響を与える
② 文脈の重要性
著者が使う言葉や表現は、主体の意図を理解するための手がかりとなる
比喩や象徴が多い創作になってくると
解釈を大きく左右することがあると思う
文脈を把握できない読者は主体を見失いやすくなる
③ 自己中心的な読み方
読者が自分の価値観や経験を基に解釈を行うと
著者の意図を無視してしまいがちになる
特定の問題に敏感な読者が、その問題に関連する部分だけにフォーカスし、全体のメッセージを見逃してしまうように感じる
④ 背景知識の不足
特定の文化や歴史的背景に関する知識が不足していると、作品への理解ができず
主体を把握するのが難しくなる
音楽ジャンルやアーティストに関した知識がないと、作品が持つ文化的な背景を理解するのが難しい
⑤ 感情と理解の乖離
感情的な反応が主体の理解に与える影響は大きく
強い感情に引っ張られると冷静に内容を分析できず、結果的に主体を見失う
トラウマになった体験を描いた創作を読む際
感情に飲み込まれると
著者の意図を真っ直ぐ理解できない場合もある
今思いつく①〜⑤までの要因が組み合わさると
主体が分からない読者が生まれると推察する
自分にはどんな読者層がいるのか把握して
読者の視点を見直すのが、文章制作へ理解の一歩となるのではないかと感じる
わたしが書いたものが
正しいとは断定しないにせよ
「こういった視点の読者がいる」と知っていれば
意図せぬコメントをいただいても
イライラせずに済むのではないかと考えてみた