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続・入院して手術することになった Vol.2

子宮鏡検査でも細胞を採取できなかった。
100%ガンではないと言い切れないので
引き続き、手術することになった。

子宮内膜全面掻爬術からの続編!
今度は、子宮鏡下子宮内膜ポリープ切除術!!


前回に続き、入院・手術となったが、
今回は2泊3日の予定だ。

手術前日に入院して、
2日目に手術、
問題なければ、3日目に退院できる。

仕事はお休みをもらって、
PCは持ち込まないで入院した。

お昼から入院して、
明日の朝、1番目に手術するので、
今日の内に点滴用の針を入れる。

いつものごとく「左には刺せません」と
利き腕の右手を差し出す。
血管が細くて手こずっていた。

いてて・・・いてて・・・
針を刺すのも痛いし、
薬を入れられて、みるみる腫れる。

かなり痛い。
どうやら新人さん? なのかな?

結局3回失敗されて、
「左に指しますね」と
4回目を左手に刺されてしまった。

左はダメなのに・・・と思いつつも、
有無を言わせず、刺され
看護師さん? は去っていった。

失敗した3箇所が、ますます腫れ
どんどん青くなって、すごく痛い。

血管が細くなってからも
ここまでの経験はなかったので、
ちょっとびびる。

数時間たったころに、
麻酔科の担当医が来て、説明を受けた。

その先生に、
「左、針刺すのダメじゃなかったです?」
と聞かれ、経緯を話す。

「他の先生と相談して、明日、右に指し直すかも。」と言われ、承諾した。

その後、看護師さんが「左上肢処置禁止」というプレートを置きに来た。
そういえば、前回も置いてあった。

3回も失敗され、変色し腫れている右手。
左に刺さったママの針。
左上肢処置禁止プレート。

明日、どうなっちゃうんだろう・・・

夜中、腕が痛すぎて、看護師さんに
腕を見せて相談すると、
大丈夫と言うので、我慢した。

翌朝、手術室に行く。
手術室がたくさんある所の手前に
無機質な空間がある。

前後に大きな自動ドアがあって、
手術室側は外からは開かない。

手術着の患者が一列に並んでいて、
何とも言えない光景。
閻魔大王の面会待ちみたい。

前回同様に手術室に入ると、
たくさんのスタッフさんが
テキパキと準備を始める。

昨日の麻酔科医が、
「右に刺し直しましょうね」と
右手の甲に針を刺し直してくれた。

今回のスタッフさんは、
全員女性で、麻酔の前に
皆さんが私の顔を覗き込んだ。

「大丈夫ですよ」と
皆さんが顔を寄せて言ってくれた後、
すぐに麻酔で意識がなくなる。

次の瞬間、
「終わりましたよ」と声が聞こえた。
一瞬で終わった感じだ。

「取ったポリープ見ますか?」と聞かれ、
「見たいですっ!!」と答えると
「見たいの!?」と苦笑いされる。

瓶に透明な液体が入っていた。
もうちょっと離してもらわないと
老眼で見えない感じの距離(笑)

でも、ちょっとぼやけるけど、見える。
白っぽい粒が、いっぱいある。
ポリープいっぱい取れた。

全身麻酔だったので、
呼吸のチェックをされて、
問題なかったので終了。

手術も終わって、一安心だ。
今回は、管が入っているので、
トイレの心配もない。

痛さはほとんどないけど、
今日は安静を心掛ける。

食事もないので、
時間がたんまりある。
めっちゃ自由時間だ!!

翌日、歩行確認で
看護師さんがついてくれて
てくてく歩き回った。

術後の診察も問題なく、
退院となった。

2ヶ月の間に
同じ病院で入院手術。

病棟の看護師や手術のスタッフも
色々な人がいて、まぁ・・・
雑な人もいれば、丁寧な人もいる。

カーテンをちゃんと閉めない人や
注意事項を聞かずに、針刺す人。

今回は、前回のように
麻酔の前に
パンツを剥ぎ取られることもなかった。

婦人科の手術ということで、
色々と配慮してもらっているのがわかる。

同じような入院手術だったのに
スタッフによって、だいぶ違う。

そんな風に思うと、
入院が憂鬱になる人の気持ちもわかる。

仕事は、全体を理解し、
ルーティンワークにしていく方が
能率が良いと思う。

だけど、どんな手術にもリスクがある。
たくさんの書類に署名して、手術に臨む。
不安を感じていない患者はいない。

医療関係者の方々には、感謝しかないが、
たまに思い出してほしい。

患者はたくさんいても
その患者は、一人一人なのだ。


その後、右腕の半分が青くなって、
いつまでたっても痛い。

抗がん剤を打っていた頃を
思い出すようで、
ちょっとストレスだ。

2週間後くらいには
変色の範囲は小さくなったが
痛さは残っていた。

3週間後、
変色は微かで、針後だけ、
痛さは残っている。

そして現在
変色はなくなり、針後だけ、
触れるとわずかに痛い。

治るのか? 治らないのか?
どっちだ・・・

退院後、初めての診察、
厚くなっていた子宮内膜も
ぺったんこになったと言われた。

手術で取った細胞も
良性で、問題ないと判明!!

「ただ、これからも薬を飲むので、
定期検診をしていこう」と
主治医に言われた。

今年に入ってから、
慌しかったけど、
とりあえず、一件落着した。


入院して手術することになった Vol.1
入院して手術することになった Vol.2
入院して手術することになった Vol.3

続・入院して手術することになった Vol.1
そして
続・入院して手術することになった Vol.2

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