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明日のパンの話をしようよ

「明日のパン」というのは関西の主婦しか言わない言葉らしい。

お正月に帰省していた娘とコンビニに入り「明日のパンも買わないと」と私が言うと、娘がぎゃーと叫びながら、
「『明日のパン』って言うのは、大阪のおばちゃんだけやで。」

大声で言うから店員さんも振り返っていた。


テレビ番組で放送されたらしいけど、ネットでも「明日のパン」の意味が分からないという意見も。

いやいやいや、

私も意味がわからない。翌朝の朝食の話はみんなするでしょう。

明日のパン、と言わずにどうやって話を進めるのだろう。他県の主婦は、明日のパンが気にならないのだろうか。それとも静かに頭の中で考えているのだろうか。

パンの在庫は常に頭の中にありますよ。冷凍もしている。朝起きて、パンがない、なんて一大事。

歩いて数分でコンビニには行けるけれど、朝からそんな無駄な時間は過ごしたくない。

大阪のオカンは、朝起きたらチャチャっと食パンを焼いて朝食を済ませたい。


といってもパン食ばかりではなくて、ご飯の時ももちろんある。

これは、夕食後のご飯の残りが明日の朝食に足りるかどうか、朝までに新たにご飯を炊くかどうかが大問題。

夫と「明日のご飯が、ご飯が」なんて「ごはん」を連呼していると、
いつの間にか猫が「なんかもらえるんですか?」って顔をして足元に集合している。

力を込めて話しすぎ。


朝食のパンとご飯はとにかくオカンには大問題。
夜のうちにできることはしておきたい。

今日食べるパンは今日買おう、では間に合わない。
明日の朝食のパンは前日に用意。

夜遅くても、明日のパンのためだけにコンビニまで走るよ。

普通の主婦の行動だけど、どうして面白がられるのか不思議。
「今日の晩ごはん」に続く主婦の最重要案件だと思うけど。

みんな明日のパンの話をしようよ。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。




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