エジンバラからロンドンの旅(その1)〜まずはプロローグ
4月4日から13日帰国までの予定で、イギリスに行って来ました。既に書いた通り、主たる目的はエジンバラでの次女の結婚披露宴出席ですが、その後、大阪・東京に次いで私にとって第三のホームタウンと言うべきロンドンに滞在です。
イギリスに旅行するのは、コロナ前の2019年以来、その後、ハワイには行っていますがエアラインはANAでした。今回は、私がこれまでメインに乗っていたJAL、旅の始まりは空港ラウンジから始まります。コロナ後の変化はあったのでしょうか。
午前中の便だったので、サクララウンジで朝食。まずは、“泡“ですがこれもちゃんとありましたが、ノンアルコールも用意されていたのは驚き。ノンアル飲料がかなり定着したということでしょう。(その後、イギリスのレストランでも多くのノンアル飲料がメニューに載っていることを発見しました)
食事は従来通りの和洋取り揃えられていますが、ご飯のジャーを探すのですが見当たらない。感染症対策もあってか、ディスペンサータイプ、“やよい軒スタイル“と言うべきでしょうか、変化がありました。
ご飯、焼き魚、卵焼き、明太子、お味噌汁という、正統派和食にもできますが、ラウンジで多くの人が楽しむのは朝カレー。もちろん、それは健在ですが、加えて“重慶飯店“監修の麻婆豆腐(シャープな辛さで美味い!)、ビビンバがあり、バリエーションが増えました。進化です。私は、たまらず麻婆丼にスクランブルエッグをトッピングして楽しみました。
今回は1年前から予定が決まっていたので、マイレージでビジネスクラスを予約していました。通路を挟んで隣のブロックにいる若いご夫婦、3歳の息子さんを連れてロンドンに赴任とのこと、28年前の我々です。次女はその時4歳、それが結婚です。思わず、“頑張ってくださいね“と声かけました。
ロシアのウクライナ侵攻以降、欧州便はロシアの領空を飛べなくなりました。悲しいかな、その状況は今も変わりません。座席前のスクリーンに、フライトマップを映すと、2時間以上飛んでいるのに、飛行機は目的地から遠ざかっているように見えます。もっとも、数時間後にマップは東回りの航路に変わりましたが、遠回りしていることには変わりはりありません。
食事を取りながら、気軽に観られる映画を流していました。「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(2023年)です。「DUNE/砂の惑星」のティモシー・シャラメが主演し、歌も披露するミュージカル仕立ての映画です。原作はロアルド・ダール、私の娘たちも子供の頃、大好きな作家でした。
子供と共に楽しめる映画、最近はどれほどあるのでしょうか。子供には、こういう映画に触れさせたい、そんな作品です。冒頭の出演者を見ると、シャラメ以外に、「女王陛下のお気に入り」(2018年)でアカデミー主演女優賞獲得のオリビア・コールマン、“Mr. Bean“ローワン・アトキンソン、さらにヒュー・グラントといった名前が並びます。
映画はミュージカル仕立てで、シャラメは歌も達者なところを披露、下宿屋の女将役のコールマンは下町英語を駆使してなりきりかたが凄い。さしてヒュー・グラントの役どころたるや!!!
ファミリー向けの映画ですが、子供にはこういう作品を観て育って欲しいという一本でした。
こうして、フライトはロンドンに向かって飛行しました。
ロンドン経由でエジンバラ、荷物がちゃんと出てくるかが一番心配でしたが、無事受け取ることができ、エジンバラのホテルにチェックイン。
21時頃でしたが、次女のお祝いのため同行してくれた義妹も一緒にホテルそばのパブに。エジンバラに来ると必ずと言っていいほど訪れる「The Bow Bar」です。昔ながらの風情の店で、地元のビールが並び、もちろんスコッチ・ウィスキーのコレクションも豊富。
私は“Loch Lomond“というスタウト・ビールから、“今日のモルト“(一杯、4.5ポンド〜900円弱でイギリスで唯一割安感を感じたもの)からスペイサイドの“Glen Moray“、最後に“Ardbeg“の8年物、名前はまだ“for Discussion“ラベルにありました。(帰国後、調べたら日本での売価は結構な値段でした)
ジン好きの妻は、“Rock Rose“からエジンバラの名酒“Lind & Lime"。羽田のラウンジから始まり、もう随分呑んでる感じです(苦笑)
続く