著…オースティン・クレオン 訳…千葉敏生『クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST "君がつくるべきもの"をつくれるようになるために』
100%オリジナルのアイデアなんてない。
誰もがはじめはコピーから始める。
コピーをしながら作品を作ることで、人は自分が何者であるかを知る。
…というスタンスで書かれた本。
といった言葉が印象的です。
人間の歴史が始まってからというもの、多くの人々から数々のアイディアが出されてきました。
それに触れた人が影響されて、新たな作品を生み出してきたのだと思います。
元を辿っていけば、誰かのコピー。
厳密に言えば、もはや完全なるオリジナル作品などこの世には生まれてこないのかもしれません。
それでもきっと、画家は絵を描かずにはいられません。
歌手は歌わずにはいられません。
作家は書かずにはいられません。
そういう生き物なのですから。
それに、どうコピーするかは人それぞれ。
同じ食材であっても、調理方法や盛り付けの仕方によって味や見た目が変わるのと同じように、同じアイディアであってもどうアレンジするかが腕の見せどころ。
という文章を読んだらワクワクしてきました。
わたしも読んだり書いたりせずにはいられない性分。
だから、これからも色んなものを見聞きして、味わって、メモを取って、文章化して、noteに載せていきたいです。
という記述も楽しくて好き。
わたしも誰かとケンカするヒマがあるなら、もっと記事を書いてnoteに投稿したいです。
〈こういう方におすすめ〉
何らかの創作に夢中な方。
〈読書所要時間の目安〉
1時間半くらい。
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