見出し画像

著…りさ『ふだんの美文字』

 柔らかさと大人っぽさを兼ね備えた美文字を書くための本。

 直線はほぼ無し。

 ほんの少し丸みを帯びつつも、媚びている感じはせず、しなやかで、リラックスしている雰囲気なのがポイント。

 もしわたしが男性で、仕事で書類をやりとりするだけで面識の無い女性から貰ったメモやミニ便箋にこういう字が添えられていたら、「この字を書いたのは、きっと美しい上に優しい人なのだろうな」と勝手に好印象を抱いてしまいそうです。

 顔を知らない相手に恋をしていたという平安時代じゃあるまいし…とも思いますが、何事もデジタルな今の世の中だからこそ、「字が綺麗」という長所は非常に美人度を上げてくれると思います。

 「好きな字、すてきな文章を見つけて、少なくとも一日一文字書くことを目標にしています。気分が乗らない日はペンを持つだけでもOK。それさえも面倒臭いときは、頭の中で字をなぞったり、空書だけでもOK、などのマイルールを決めて楽しむようにしています」
(P86から引用)

 という著者の姿勢も素敵。

 わたしもこの本と別冊のドリルを参考にしながら、美文字の練習に励み続けたいと思います。

この記事が参加している募集

いつもスキ・フォロー・コメント・サポートをありがとうございます😄 とても嬉しくて、記事投稿の励みになっています✨ 皆さまから頂いた貴重なサポートは、本の購入費用に充てさせていただいています📖