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編…学研パブリッシング編集部『世界の絶景 お城&宮殿』

 お城って、たまらない魅力がありますよね。

 今もなお豪華絢爛さを誇るお城だけでなく、廃城には廃城のロマンがあり、見る者を切なくします。

 この本には、幻想的でメルヘンチックなお城が多めに紹介されているので、この本を読むと、無性にディズニーランドのシンデレラ城に行きたくなります。

 シンデレラ城のモデルとなったドイツの「ノイシュバンシュタイン城」も、勿論この本で紹介されています。

 何度見てもうっとり…!

 さすが、ルートヴィヒ2世が現実逃避のために建てたお城。

 追求したのは美! 美! 美!

 建設途中でルートヴィヒ2世が亡くなってしまったため未完成のお城だということもロマンチック。

 また、同じくルートヴィヒ2世の建てたお城「リンダーホーフ城」(ちなみにこちらのお城は完成しています)も壮麗。

 わたしは死にたくなった時は「まだノイシュバンシュタイン城にもリンダーホーフ城にも行っていないのに死ぬわけにはいかない」と考えて、この世に踏みとどまっています。

 ルートヴィヒ2世はお城ばかり作っていて浪費が激しく、「狂王」と呼ばれていますが、きっと彼自身も嫌なことがあり過ぎて、美しいものを作らないと生きていけなかったのではないでしょうか?

 美しいものには人をこの世に踏みとどまらせる力がありますから。

 余談ですが、もしわたしがタイムトリップしてルートヴィヒ2世に拝謁する機会があったら、江戸川乱歩の『パノラマ島奇譚』を翻訳してお渡ししたいです!

 きっとあのストーリーをお気に召すはず。

 …と、話がだいぶ逸れてしまってすみません。

 この本の話に戻ります。

 上述した通り、お城というものは夢に溢れています。

 お城には、単に王が住む所というだけでなく、戦争が起きた時は砦となる役目もあるのですが、この本には血生臭いお城は少なめです(出てくることは出てきます)。

 神々しさを放つお城もあれば、例えばP22掲載のドイツの「リヒテンシュタイン城」はプリンスやプリンセスが住んでいそうなお城というよりも、もはや妖精が棲んでいそうな雰囲気があってたまりません。

 日本からは「姫路城」と「竹田城」がエントリー。

 また、五稜郭も日本初の西洋式城郭として紹介されています。

 わたしも国内外のお城めぐりに行ってみたいです。

 城攻めじゃあー!!(違う)

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