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著…クリスティン・ダール 絵…スヴェン・ノードクヴィスト 訳…枇谷玲子『北欧式 眠くならない数学の本』

 数学=学問、と堅苦しく考えるのではなく、 

 「わたしたちは食料を買いだしに行き、銀行でお金を下ろし、ロトくじを引き、スポーツ・ニュースで試合の結果を確認し、セーターを編み、せき止め薬の量をはかり、カード・ゲームをしたりしますが、それらはすべて数学に関係があります」
(P10から引用)

 という風に身近な例を用いて説明してくれる本。

 ●ピタゴラスの定理
 (三平方の定理)

 ●ヘカトン
 (2人で交互に数字を言い合って足し続け、先に20と言った方が勝ちという遊び)

 ●フラクタル
 (分裂したどんな小さな部分も相似になっている形のこと。たとえばブロッコリーの房)

 ●マヤ文明の人々やシュメール人が使っていた数字

 ●エラトステネスのふるい
 (素数を見つける方法)

 ●ゴールドバッハの予想
 (4以上の偶数はすべて素数と素数を足した数だという予想)

 ●カール・フリードリヒ・ガウスの公式
 (たくさんの数を足す時に簡単に合計数を導き出す公式)

 ●フィボナッチ数列
 (2つ前の項と1つ前の項を足し合わせていくことで出来る数列)

 といった考え方も、素朴なイラストを添えて分かりやすく教えてくれる一冊です。

 わたしは特に「プラトンの立体」に興味を持ちました。

 神聖な感じがしてとても気になります…。

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