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著…谷川俊太郎『こころ』

 こんばんは。

 詩集を読んでセンチメンタルな気分に浸りたい、という方におすすめの本をご紹介します。

 こころはどこにあるのかさえ分からないもの。

 目で見ることも、手で触れることも出来ません。

 それなのに、人はこころに突き動かされて思いもよらない行動をとってしまいます。

 「嬉しい」「悲しい」といった一言では表現出来ないもどかしさもあります。

 この本は、そんなこころをテーマにした詩集です。

 わたしがこの本の中で一番好きなのは、『水のたとえ』という詩。

 「あなたの池に飛びこみたいけど
  潜ってみたいと思うけど
  透明なのか濁っているのか
  深いのか浅いのか
  分からないからためらってしまう」
 (P22から引用)

 という一節が素敵だなと思います。

 きっと色んな人間関係の心模様を描いた作品で、様々な解釈が出来るとは思いますが、特に片思い中の方はこの一節に共感出来るのではないでしょうか?

 好きな人の心の中を知りたいけれど勇気が出ない…という心情を想像しながら読んでみるとグッときます。

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