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編…毛糸だま特別編集『世界手芸紀行 アジア、アフリカ、ヨーロッパ、中米の手仕事をつなげる日本人女性たち』

 世界各国の人々の暮らしに根ざした品々を紹介している本。

 手作りならではのぬくもりが伝わってきます。

 植物で染められた布も、人の手による織物や刺繍も、見る人の心をホッとさせてくれる素朴さがあります。

 人形や籠といった工芸品も、色使いや素材やデザインがその国ならでは。

 手の込んだ品々にうっとり…。

 行ったこともない国々の品なのに、どれも懐かしく思えるのはなぜでしょう?

 この本に登場する日本人女性の中には、その国に友人や知人が居たわけでもないのに、その国を好きになっていつの間にか移住していたと話している方もいます。

 ご縁って不思議ですね。

 「〝もの〟ってコミュニケーションツールだと思いませんか? 言葉が通じなくても、同じ布を見て、同じように感じ合えれば、お互いに分かり合えるように思います」
(P86から引用)

 という文にも、美しいものを美しいと思う心に国境は無いのだなと気づかされます。

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