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イラスト…ぬまがさワタリ 生物監修…柴田佳秀『ぬまがさワタリの ゆかいないきもの㊙︎図鑑』

 ユーモアたっぷりのイラストと、親しみを感じさせる手書きの説明文付きで、生き物について楽しく学べる図鑑。

 子どもへの贈り物に良さそう。

 親父ギャグ好きの大人にもおすすめです。

 獣、魚、鳥、虫といった世界中の生き物の基本的な生態について紹介するだけでなく、意外なエピソードも載っているので好奇心を刺激されます。

 たとえば、

 ●カバは温厚なイメージだが、実はカバに襲われて亡くなる人は多い。 50cmもある長い歯、1トンの噛む力、3トンもの体重があり、時速40kmで走る。

 ●最も多くの人間を死亡させている生き物は蚊。 1年間に100万人もの人間が、蚊に刺されたことでうつされた病原菌で命を落とす。

 ●ウーパールーパーは足や尾を失っても数週間後には生えてくる。脳も再生可能。

 といった興味を惹くエピソードばかりで、ページを捲る手が止まりません。

 本当に地球って多種多様な生き物がいる奇跡の星ですね!

 わたしは特に、ヒョウ、チーター、ジャガー、ピューマの違いを比較したページを面白いと思いました。

 ヒョウはよく「ヒョウ柄」としてファッションアイテムに使われるから分かるものの、もしチーター、ジャガー、ピューマの写真を見せられて「どれがどれでしょう?」とクイズを出されたら正答出来るか自信がありません。

 この本と小学生の頃に出会いたかった!

 夏休みの自由研究のテーマの参考に出来たのに!

 また、実はゴリラのドラミングは「威嚇」ではなく「喧嘩はやめよう」という和解のサインでもあると考えられている…ということをわたしはこの本で初めて知り、だんだんゴリラがイケメンに見えてきました。

 ムキムキ且つ心優しいって、なんていい男…!

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