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著…土屋健『楽しい動物化石』

 こんばんは。

 古生物に興味がある方におすすめの本をご紹介します。

 化石の写真がとても美しいです。

 カンブリア紀やオルドビス紀の三葉虫類を見ると、楳図かずお先生の『漂流教室』に出てくる未来人類を思い出さずにはいられません。

 オルドビス紀に世界中で繁栄したというアサフス類のアサフス・コワレウスキーも何かに似ている…。
 …ミギー! ミギーだ!
 目がびよ~んと伸びて、かたつむりのようなその風貌が、岩明均先生の『寄生獣』に出てくるミギーそっくり!

 …といった風に、似ているものについて考えながら読むとより楽しめる本です。

 もしデボン紀に脊椎動物が海から陸に上がらなければ、今のわたしたちが今の人間の姿をしていることは無かったでしょうね。

 どうしてご先祖たちは陸に上がろうと思ったのでしょう?

 逆に、クジラ類の祖先は陸上で暮らしていたけれど古第三紀が始まってしばらくしたら海に帰った、というのも不思議。

 人類はどこから来てどこへ向かうのでしょうか…?

 いずれは人類も化石となって、未来の生き物に「昔はこういう生き物がいたのかー」と眺められるのかもしれない、と想像すると不思議な気持ちになります。

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