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監修…井原亮 イラスト…みずしな孝之『イヌがおしえるイヌの本音 飼い主さんに伝えたい130のこと』

 こんにちは。

 犬が犬に「どうやったら飼い主や他の犬に対して自分の気持ちを伝えられるか」を教える、というユニークな本をご紹介します。

 イラストもラブリー🐾

 「わたしはこうして飼い主をオトしました!」という独占インタビューコーナーを読んでいたら、もし犬による犬のための雑誌があったらこういう特集記事がありそうだなぁとワクワクします。

 「苦手なイヌと険悪な雰囲気…」「吠えられた…なにかしちゃった?」「とっさに飼い主をかんじゃった!」「最近、新入りが飼い主と親しげです」「飼い主に洋服を着せられます」といった相談内容を読んでいると、犬同士のための情報交換掲示板があったらスレッドがとても盛り上がりそうだなぁと楽しくなります。


※注
 ここから先は、犬好きさんにとって辛い内容を含みます



 また、P64〜65掲載の「赤ちゃんとはどう付き合えば?」を読んでいたら、わたしは以前目にしたニュースのことを思い出しました。

 それは、飼い犬が人間の赤ちゃんを噛んで、赤ちゃんが亡くなってしまった…という痛ましいニュース。

 まさか、と思いますよね…。

 こうしたニュースの飼い主がどんな風に犬を飼っていたかは分かりませんが、ペットが人間の赤ちゃんをあやす微笑ましい動画って、テレビやYouTubeでよく見かけるのに…。

 しかし、よその犬の様子を見て「うちの犬も大丈夫だろう」と油断するのは危険。

 犬が温厚だったとしても、不幸な偶然が重なることは有り得ます。

 この本にも、

「ときどき赤ちゃんは思ってもみない行動をすることがあります。不快に思うことをされたとき、とっさにかみついてしまうと大ケガをさせてしまうので注意してください!」
(P64から引用)

 と書かれています。

 犬に限らず、他のペットにも言えることですが、たとえどんなに可愛くても、爪も牙もある生き物だということを忘れてはなりません。

 噛む力だって、人間とは全然違います。

 しかも人間の赤ちゃんはとってもデリケート。

 もしかしたら、犬にとっては弟や妹の毛づくろいをしてあげるつもりで、ちょっと甘噛みしただけのつもりでも、赤ちゃんにとっては致命傷になりかねません。

 赤ちゃんが亡くなって、犬は保健所へ…なんてことになったら、みんなが不幸のどん底に落ちてしまいます。

 そうならないための安全な飼い方のコツを知り、工夫をすることで、人間も犬も仲良く暮らしていきたいですよね。

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