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編…国際情勢研究会『世界で一番貧しい大統領と呼ばれたホセ・ムヒカ 心を揺さぶるスピーチ』

 「物に囲まれた生活=豊か=幸せ」といった既存の常識。

 それを超えたムヒカ氏のスピーチをまとめた本。

 「貧しい人とは、少ししか持っていない人のことではなく、際限なく欲しがる人、いくらあっても満足しない人のことだ」

(国際情勢研究会『世界で一番貧しい大統領と呼ばれたホセ・ムヒカ 心を揺さぶるスピーチ』
単行本版P15から引用)

 「モノを買うとき、人はカネで買っているように思うだろう。でも違うんだ。そのカネを稼ぐために働いた、人生という時間で買っているんだよ」

(国際情勢研究会『世界で一番貧しい大統領と呼ばれたホセ・ムヒカ 心を揺さぶるスピーチ』
単行本版P67から引用)

 「50年前の私たちは、富を平等に分配することによって世界をよくできると考えていたんだ。でも、今になって気づいたのは、人間の文化そのものを変えないと何も変わらないということだ」

(国際情勢研究会『世界で一番貧しい大統領と呼ばれたホセ・ムヒカ 心を揺さぶるスピーチ』
単行本版P78から引用)


 といったムヒカ氏の言葉が心を揺さぶります。

 そう。

 命には限りがあるのです。

 富と名のつくものを得るために貴重な時間を削り、気づいたら人生の残り時間が短くなっているなんて…。

 本当に勿体ないことですよね。

 それでは、「自分らしい人生を生きた」と言えるのか分かりません。

 「あれもこれも欲しい」と頑張っても、あの世に物やお金を持っていくことは出来ません。

 それに、買い漁って溜め込んだ物がそもそも自分の本当に欲しいものだったのかは分かりません。

 この本を読み返す度に考えさせられます。

 自分が本当に求めるものは何なのか…?

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