著…アシュリー・ヘギ 『アシュリー 〜All About Ashley〜』
普段、わたしは本の帯を捨ててしまいがち。
しかし、この本の帯は捨てられずにいます。
わたしが購入したこの本は第10刷で、その帯には「17歳となったアシュリーを追った~(中略)」「17歳のアシュリー(2009年4月30日現在)」と書かれています。
…アシュリーは4月21日午前9時に亡くなったので…、4月30日までは生きられませんでした。
この帯が彼女の「もっと生きたかった」という想いを教えてくれるような気がするから、わたしはこの帯を今も捨て切れずにいるのです。
さて、この本では、
●プライベートをおさめた写真
●彼女が描いたイラスト
●みんなに伝えたいメッセージ
が英語原文や日本語訳文によって紹介されています。
わたしは「英語の勉強にもなる」と思い、彼女の書いた文章を声に出して何度も繰り返し読んでいます。
家族がいて、友達がいて、ペットもいて、おしゃれも大好きな、ごく普通の少女だったということが伝わってきて…。
わたしはプロジェリア症候群の患者の死というよりも、一人の10代の女の子の死を悼んでいます。
…さて、彼女は恋も知っていました。
恋。
彼女がジョンへ寄せる想いを友情と呼ぶべきか恋と呼ぶべきかは分かりませんが、わたしはきっと恋だと思います。
彼女はこの本で言っています、
と。
彼女の願いはきっと叶っています。
わたしはそう信じています。
〈こういう方におすすめ〉
夭折した方のエッセイを読みたい方。
プロジェリア症候群に関心がある方。
〈読書所要時間の目安〉
1時間くらい。
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