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監修…上羽陽子 協力…国立民族学博物館『世界のかわいい民族衣装 織り、染め、刺繍、レースなど手仕事が生みだす世界の色と形』

 こんにちは。

 美しいものが好きな方におすすめの本をご紹介します。

 表紙のドレスはポーランド中部のウォヴィチ地方の民族衣装。

 薔薇の刺繍、プリーツスカートの色の切り替え、色違いのスパンコール、愛らしいピンク色のリボンなど、360度どこから見ても「可愛い」が凝縮されたデザイン。

 裏地にも一切手を抜かず、ヨコ糸の色を変えることで花柄が描かれています。

 ここまで手の込んだ品を作るためには、きっと途方もない時間と労力がかかっているのでしょうね。

 まるでお守りみたい…。

 この本には他にも、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、西アジア、アフリカといった各国の民族衣装が載っています。

 どんな材料が使われているかによってその国でどんな作物が採れるかが分かりますし、布の長さや厚みによってその国が暑いのか寒いのかも自然と分かるので、民族衣装を眺めているだけなのにまるで自分が世界一周旅行をして現地の方と「それ可愛い!」と盛り上がっているかのような気分になれます。

 装身具も凝っていて、中でもマサイ女性の首飾りはカラフルで見ているだけで楽しい。

 また、どんなに日本から遠い国の民族衣装にも花柄が用いられていることに、わたしはハッとさせられました。

 みんな髪の色も肌の色も目の色も言葉も違ったとしても、花を愛する心は同じ。

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