リナ・プライオプライト監督『アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生』
このドキュメンタリー映画に出てくる女性たちは皆、年齢を重ねています。
若くて62歳。
最高齢はなんと95歳超え!
でも、この映画に登場する女性たちは皆「年齢を重ねた」人たちですが、その中に「老いた」人は一人もいません。
皆とびっきりお洒落!
まるで、年齢をもアクセサリーの一部にしてしまったかのよう。
以下は彼女たちから飛び出した名言です。
そんなパワフルな彼女たちが時折見せる寂しさも印象的です。
夫や長年お世話になった人に先立たれたり、一人暮らしで寂しい。
でも、ファッションが癒しになる。
カラフルだったりシックだったり、それぞれ違うファッションを楽しんでいる。
それがとっても素敵。
特にイロナの付けまつ毛がとってもチャーミング!
赤とピンクの間の色で、くるんと程よく柔らかくカールして、ふっさふさ。
わたしもこの付けまつ毛が欲しい!と思ったのですが、
イロナ曰く、
「ずっとフランスの職人が作った付けまつ毛を使っていたんだけど、職人が亡くなったから困ったわ。今は自分の髪の毛で付けまつ毛を自作してるのよ」
ということなのでビックリ!
器用ですね!
また、リンが急病になったけれど我慢しようとした時に、リンの友人が言った言葉にも驚かされました。
「死んだら殺すわよ! 今すぐ救急車を呼んで!」
死んだら殺す、とは何事!?
死んだ人をどうやって殺すのでしょうか…という不粋なツッコミをしたくなるけれど、リンに死んで欲しくない友人の気持ちがこの言葉から痛いほど伝わってくるし、友人の言葉に従ったことでリンは命を取り止めたのだから友情って本当に素晴らしいですね…。
イロナも認知症になった友人宅を訪問しています。
年齢を重ねてもお洒落なのは勿論、友人を大事にする女性をわたしの目標にしたいと思います。
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