見出し画像

小さな会社をつくったら、小さな命をふたつ宿しました。

㈱まちの翻訳社 代表の田中です。

感謝!!無事に、2020年度事業を終えることができました

 昨年の7月1日に、ひとりひとりがまちの主体として活躍するまちづくりを推進したいと、「㈱まちの翻訳社」を立ち上げました。
 
 幸いなことに、設立年度である昨年度中も、素敵な機会を得て、地域の方や事業者の皆さん、子どもたちなど、まちの多様な主体の方々とともに、まちばでチャレンジをすることができ、たくさんの笑顔に出会えました。

 ワークショップや打ち合わせがオンラインとなったり、不透明不確実複雑な中での事業づくりになったりと時節柄新しい取組が多くなりましたが、まちに前向きに関わられる方々との協働は、より豊かな未来を予感させるものでした。

 また、オンラインでのワークショップ開催だからこその全国からの参加者との出会いは、新型コロナウィルス感染症の流行という強い力が働いたから促進された新しい対話のありように感じました。

 弊社のお仕事は、公共事業が主なので、3月でいったんの区切りとなります。関わっていただいた皆さん、参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

画像1


現在、ふたつの命が私のお腹にいます

 「ここのおもいをまちのことばに」をミッションとして、地域の皆さんに伴走する日々の中、わたしの中に2つの命の息吹が芽生えていることがわかりました。

 高齢多胎妊婦という一般的にハイリスクといわれる妊婦として、医師から「管理入院をオススメします」と言われながらも、様々な要因から「変化があったらすぐに連絡し即時入院すること」を条件に、通院での経過観察をお願いし、昨年度業務を全て無事に完了することが出来ました。

画像2

今年度も、ともにたのしみながら、まちばで事業にとりくみます!

 現在は、お腹の中で元気に動き回るふたつの命が、初夏の南風とともに私達のところに誕生してくれることをたのしみに、お仕事を少しセーブしつつ安静に過ごしてしています。医師から外出禁止令が出ているので、満開だときく桜を愛でには行かれないのですが、支援対象地域の方から、まちのシンボルの山桜萌ゆる里山の写真を送っていただき、春を感じています。


 とはいえ、ひとり会社役員に育休はありません。まずは2つの命を体の中で守り育み産むことからですが、その後は環境を整え、今年の7月頃から、パワーアップして事業に取組んでいく所存です。

画像3


これから、このnoteに、双子の妊娠出産を通じて得た知恵やこれからの暮らしについて書いていきます 

 少し「まちの翻訳社」の事業とは射程がズレてしまうかもしれませんが、今後、このnoteに、私が高齢多胎妊娠体験を通じて、知ったことや気がついたこと、考えたことを記していこうと思います。
 

事業外の私的なことを書くことにきめた理由

 そう決めた理由は、主に以下の3種類の女性達に生の情報を届けたいと感じたからです。そのことは、私の仕事を記したり発信するより意味があるかもしれないと考えています。

①コロナ禍で命を育む妊娠中の方

新型コロナウィルス感染症の流行によって、両親学級や施設見学、子育てサークルの集いが中止になるなど、妊娠出産に関わる既存の民間・行政のサービスにアクセスしづらくなっています。
今年の出生率はコロナ前より1割以上減るというデータもあり、不安や心配と孤独を抱えながら自分の中の命を守っている方々が多くいるのではないでしょうか。
そんな中、同じ立場の方が発信するSNS等で多くの有益な情報を知りました。私の体験も誰かの一助になればと思います。

②社会で活躍するマネジメント層、起業家、多様な働き方を選択した女性たち

女性活躍が声高に掲げられる一方で、そもそも女性マネジメント・キャリア層や、フリーランスなどの多様な働き方をしている人たちに対する妊娠・出産の情報や仕組みが少ないことに驚きました。
これから、ガラスの天井を軽やかに超えて、女性起業家や役員が多く排出されていく世の中になるはずです。
企業という組織に属さなくとも自らの力を発揮し輝きながら社会で活躍する女性たちも増えていくでしょう。
「あの頃はああだった」という記録用として、今を記しておこうと思います。

③多胎妊娠中の方や、自分らしい妊娠出産に興味のある方

日本では、100人に1人の母親が多胎妊産婦だそうです。私もその1人です。
多胎妊婦は、妊娠中も子育て中も多くのリスクとともにあります。
また、公共サービスやインフラの外に置かれることも多いです。
先日、都バスに乗車したら、「双子用ベビーカーお断り」のステッカーが、いまだに貼られていました。
2020年9月に、都バスは双子ベビーカーが解禁されたというニュースを読んだばかりだったので、驚いたのですが、
現実には多胎児を連れて移動する困難さは緩和されていないようです。 

多胎だけでなく、そもそも日本社会は子育て環境が寛容でないという話を耳にします。
あと1ヶ月強は多胎妊婦として、そのあとは双子子育てをするものとして、気がついたこと、知ったこと、考えたことを共有することで、多様な妊娠・子育てをひとりひとりが愉しめる機会づくりをできればと思いました。


 今日はここまで。
これから、よろしくお願いします。

画像4



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?