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九マイルは遠すぎる

9マイルは遠すぎる 
ハリイ・ケメルマン
740円+税
253ページ

読む速さ ☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆
立ち読みオススメ度 ☆☆☆

「9マイルもの道を歩くのは容易じゃない。ましては雨の中となると尚更だ」

特に不思議なところは見られないたった一文である。ただ、なんの脈絡もなく生まれたたった一文を深く読み解いていくと、衝撃の真実が明らかになる…!そんなあらすじの表題作に加え、「わらの男」「時計を二つ持つ男」などの短編が計8編収録されている。

一編30ページほどでありながら、推理小説の面白さを存分に楽しめる作品となっている。気軽に楽しめるエンタメ作品を求めている人にはオススメである。

小説は立ち読みには基本的には不向きであるものの、この本に関しては一編10分程度で読み終えることができるため、集合時間の間違いなどで大幅に時間ができたとき、ぜひ手に取って欲しい一冊である。


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