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80%理解しているだろうの実際はその半分説『彼女が好きなものは』
親しい人ががいる。
もう長いし、その人がどんな性格で、どんなものが好きで、嫌いか、周りにどんな人がいるかとか、大体のことはわかっていると思ってたの。
っていうか、たぶんその辺は把握している。
それを「理解度80%」だと思ってた。
でもね、全然!!!!!だった。
お酒の力を借りて本音で話してみたら、全然!
実際は、その半分、下手したらそれ以下だったのかもしれない。
その日話したことによって、5%プラスされたくらい。
その人が今まで、どんなことに苦しみ、悩んでいたか、とか。
「だいたいわかる」で済ませていたことが、ただの知ったかぶりだったって自覚した。
本音で話すことって照れくさいし、数年前までは強くない自分を曝け出すのはダサいと思っていたから、無意識に逃げていた、んだと思う。
でも今は逆で。
数年前、ダサいと思っていたこと自体が、すごくダサい!
その人が弱さを曝け出してくれて思ったのは、そこに魅力が詰まっている気がする。
平和でありながら、閉鎖的な思考や空気があるこの国で、100%を曝け出して生きていくのは難しいけど、自分の周りの狭い世界の中だけでは100から遠くても、近ければ近いほどいい。
理想、だね。
そんな気づきがあった、ワタクシゴト。
でね、そんな気づきを与えてくれるんじゃないかって思う映画を見つけた。
解説
「私がモテてどうすんだ」の神尾楓珠が映画初主演を果たし、浅原ナオトの青春恋愛小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」を映画化。高校生の安藤純は、自分がゲイであることを周囲に隠して生きている。ある日、書店を訪れた彼は、クラスメイトの三浦紗枝がBL漫画を購入しているところに遭遇する。BL好きであることを秘密にしている紗枝は、純に口止めをする。純には妻子ある同性の恋人マコトがいるが、書店での出来事をきっかけに紗枝と急接近。友人とダブルデートをしたり、クラスメイトと遊園地で遊んだりするうちに、純は紗枝から告白される。純はある思いを胸に、彼女と交際を始めるが……。監督は「にがくてあまい」の草野翔吾。
2021年製作/121分/PG12/日本
配給:バンダイナムコアーツ、アニモプロデュース
個人的には主人公のジュンくんと、三浦さんの関係性に憧れをい抱いた。
わからない前提で、わかろうとする姿勢が素敵で、わたしには輝いて見えた。
現代的な内容でありながら、この映画の中の世界はすごく、優しくて、温かい。
セクシャルマイノリティーをもつ方にとっての現実の世界がどうなのか、わたしには想像することしかできないけど、もっともっと汚い部分が多いような気がする。
セクシャルマイノリティーの方に限らず、人間だれもが違和感や不安を抱えて生きていると思うから、他人だけど「他人事」で済ませたくないと感じるような相手がいるのであれば、知ったかぶりで簡単に済ませるのではなく、めんどくさくても、大変でも、知ろうとする努力を怠らなければ、今よりもうちょっとだけ、優しい世界になるの、かも。
小説も気になっていたから、買ってみよう!
最後まで読んでいただきありがとうございます^^
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