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自分追い込み系でうつ病状態になってしまった教員がなぜ自己肯定感を取り戻せたのか?(第7話)

ここからはカウンセラー養成講座で学んだことや、それより以前に学んだ脳科学理論なども含めた内容について書いていく。学んだことの中でも自分にとって重要だと思う考えや以前の自分の抱いていた価値観とそれがどう変化していったかについてより詳しく書いていく。

まずはカウンセラーについて学んでいく中で、基本的な心構えに関する話があった。

その中で話で自分にとって大切だなあと感じたことは「自己理解=他者理解」という考えだった。

つまり、自分を深く理解することができれば、それが他者を理解することにつながるということ。

より詳細に自分のことを理解できて、自分が自分らしく心地よく生きる・自分を喜ばせることができれば、他人のことも喜ばせることができる。

この話は以前脳科学講座で学んだことと重なる部分があったように思う。

「自分を愛する」ということは「自分を知ること」であり、自分はどんなことが好きなのか、嫌いなのか、どこで何をしている時が幸せを感じることができるのかを振り返り、実際にできる範囲のことからやってみるとよいということを学び、実際いくつか行動してみたことがあった。

感覚としても、自分のことをあまりわかっていなければ、他人のことを理解するのはできないだろうなという感じはあった。

話は講座の内容に戻して、まずは自己理解のためにも、自分を喜ばせることを意識してほしいという話があった。その中のいくつかについて書く。

1. 自分を押さえ込まない

我慢はしない、無理なことはしない、

「本当はこうしたいがやめておこう」と自分を押さえ込むのではなく、やりたい・やってみたいと思ったことは自分にやらせてあげる、許可を出す。

2. 自分を応援する

「自分なら大丈夫だ、やってみよう!」というように自分の背中を押してあげる、自分を信頼してあげる

3. 自分を何かに夢中にさせてあげる

自分に制限をかけるのではなく、心が向かいたい方へ進むことを許可してあげる

この話を聞いたときに、以前はこれらのことをほとんど意識したこともなかったし、真逆の方向のことばかりだったなあと思った。

「自分を押さえ込まない」に関しては今までずっと自分を押さえ込んで、その結果自己嫌悪に陥るというパターンをずっと繰り返してきた。

特に、「無理なことはしない」という点に関しては自分に資質に合わないことを克服しようと無理を課してきた。

「自分の苦手なこと、できないことを克服する必要がある」という価値観のもと学生時代から過ごしてきた。

振り返れば自分ができないこと・持っていないものに目を向けるのではなく、自分の強み・得意なこと・あるものを生かすにはどうすればいいかという考え方をしていればもっと楽しく、自分の資質を発揮することができたように思う。

「自分を応援する」という点では、自分を肯定したうえでの応援ではなく、自己否定をベースにしていた。脳科学の講座を受けて自分を責めるくせはだいぶゆるまってきたのはよかった。

「自分を何かに夢中にさせてあげる」に関しては、一部自分の気持ちに従って行動したこともあったが、自分の気持ち・感情を信じ切るというところまではいかなかった。


自分の場合は特に、「自分を押さえ込んでいる状態」のまま、自分を応援しようとしたり頑張ろうとしてきたことが、ずっと続けているとつらく感じてしまったり、自分の力を十分に発揮できなかった原因だったのかもしれないと感じた。

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