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発達障害児の事例②臨機応変な行動が苦手

みなさん、こんにちは。
フォレストキッズこどもの国教室の木山です。

本日の事例は「臨機応変な行動の難しさ」についての原因と対策方法についてお話しさせていただきます。

特性を持っているお子様は、急な予定変更やイレギュラーなスケジュール、イベントなどがとても苦手で受け入れるのが難しかったりします。その原因としては以下のようなものが挙げられます。

🔶原因
🔸予測困難性

  • 発達障害児は、見通しを持つことや予測することがとても苦手な傾向があります。そのため、新しい状況や変化に対する対応が難しくなります。

🔸感覚過敏

  • 感覚過敏によって、新しい環境や予期しない刺激に対して過剰に反応することがあり、それが臨機応変な行動を難しくする場合があります。

🔸実行機能の困難
   特性を持っているお子様は「感情抑制」「ワーキングメモリの低さ」「こだわりの強さ」などが影響し、目標や課題を達成するために必要な、意識的に思考、感情、行動をコントロールする実行機能に困難さを抱えている場合があります。
🔸ルーティンによる安心感

  • 特性を持つお子様は予想外のことが苦手なため、ルーティンや繰り返しの行動を好みます。そのため、予期しない変化に対してストレスを感じやすくなります。

🔷対策
🔹事前準備と予測

  • 新しい状況や変化がある場合、事前に説明し、何が起こるかを予測させることで安心感を与えます。例えば、視覚的スケジュールカードを使用して説明する方法があります。

🔹感覚環境の調整

  • 感覚過敏に対応するため、静かな環境を提供する、感覚過負荷を避けるための計画を立てるなどの工夫が必要です。

🔹実行機能の支援

  • 課題や目標を小さなステップに分ける、視覚的なサポートツールを使う、タイマーを使用して時間管理をサポートするなど、実行機能を支援する方法があります。

🔹柔軟性の訓練

  • 柔軟な思考を促すために、日常生活の中で小さな変化に慣れる練習を行います。例えば、ルーティンの一部を意図的に変更し、その変化に対応する練習を行うことが考えられますが、ルーティーンはそのお子様のお守りでもあるため、ストレス状況を鑑みながら少しづつ取り組むことが望ましいです。

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