児童発達支援_木山輔

児童発達支援フォレストキッズこどもの国教室を運営しております。 本ブログでは主に発達障…

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児童発達支援フォレストキッズこどもの国教室を運営しております。 本ブログでは主に発達障害に関する知識や、子育てのヒントをご紹介いたします。

最近の記事

発達障害児の事例②臨機応変な行動が苦手

みなさん、こんにちは。 フォレストキッズこどもの国教室の木山です。 本日の事例は「臨機応変な行動の難しさ」についての原因と対策方法についてお話しさせていただきます。 特性を持っているお子様は、急な予定変更やイレギュラーなスケジュール、イベントなどがとても苦手で受け入れるのが難しかったりします。その原因としては以下のようなものが挙げられます。 🔶原因 🔸予測困難性 発達障害児は、見通しを持つことや予測することがとても苦手な傾向があります。そのため、新しい状況や変化に対す

    • 発達障害児の事例①ルールの押し付け

      こんにちは。 本日は、ASDのお子様に多い、「ルールを押し付けてしまう」ことに対する原因と対策をお話しさせていただきます。 他の子どもにマイルールを押し付けてしまう行為は、特性によるものである場合があります。その原因としては以下が挙げられます。 ルーティーンや規則を重視する傾向:ASDの子どもは、ルーティーンや予測可能なパターンを好む傾向があります。自分が決めたルールや動作を守ることが安心感をもたらすため、他の子どもにも同じように従ってほしいと考えることがあります。 柔

      • 普通級?通級?支援級?〜それぞれのポイント解説〜

        こんにちは‼️ 本日は、就学時のクラス選択についてお話しさせていただきます。 普通級、通級、支援級それぞれのメリット、デメリットについて記載しております。 今回のお話しはあくまで一般論になりますので、 最終的には、お子様の特性や個性に応じたクラス選びが最も重要になります。 支援学級、通級、普通級の選択は、子ども一人ひとりのニーズや特性に応じた最適な学びの場を見つけるために重要な決断です。以下に、各クラスのポイントをまとめます。 支援学級 メリット 少人数制のため、教

        • HSPと発達障害

          こんにちは! 皆さんはHSPと発達障害の違いについてご存知でしょうか。 保護者様に幼稚園や保育園などでの困りごとを聞いていると、 「相手との距離感が分からない」「場の空気がわからない」「お友達が泣いていると関係なくても泣いてしまう」 などの社会的な状況での困り事に関するご相談をよくいただきます。 そこで、今回はHSPと発達障害の違いや共通点、対応方法などについてお話ししようと思います。 そもそも、HSPは発達障害とは異なる概念です。HSPは生まれつきの感受性の高さを指し

        発達障害児の事例②臨機応変な行動が苦手

          普通級か支援級で迷ったら

          こんにちは! 今回は普通級か支援級どっちがいいの??という疑問についてお話しさせていただきます。 年長さんはそろそろ本格的に就学について考える時期になりましたね。 そこで、今回は普通級か支援級で迷った際の考え方についてお話しさせていただきます。 皆さんは、普通級と支援級の違いはどのようにお考えですか。 違いを一言で表すなら、、 普通級→「集団クラス」 支援級→「少人数クラス」 だと思います。 どちらが優れていて、どちらが劣っているというわけではなく、 普通級は集団での教

          普通級か支援級で迷ったら

          「言葉を促す」児童発達支援における言語聴覚士の役割とは

          こんにちは! 今回は児童発達支援における言語聴覚士の役割についてお話いたします。 児童発達支援を運営していて、一番相談されるのが、やはり言葉についてのお困りごとです。 サ行が苦手、あまり言葉が出ない、語彙力がないなど言葉のお悩みも様々です。 そのため、児童発達支援における言語聴覚士(ST:Speech Therapist)の役割は非常に重要です。言語聴覚士は、言語やコミュニケーション、摂食・嚥下機能に関する問題を持つ子どもたちを支援する専門家です。 今回は言葉やコミュ

          「言葉を促す」児童発達支援における言語聴覚士の役割とは

          最近の療育での1コマ 👇👇 大人気くみくみスロープでお友達が遊んでいると、後から来た子が先に遊んでいる子に向かって「一緒に遊ぼ〜」と言って、友達も「いいよ〜」と言っていました☺️ このような経験を通して、幼稚園や保育園でより自信持って生活できるようになると良いですね。

          最近の療育での1コマ 👇👇 大人気くみくみスロープでお友達が遊んでいると、後から来た子が先に遊んでいる子に向かって「一緒に遊ぼ〜」と言って、友達も「いいよ〜」と言っていました☺️ このような経験を通して、幼稚園や保育園でより自信持って生活できるようになると良いですね。

          望ましい行動を強化する方法!『トークンエコノミー』

          みなさん、こんにちは! 今回は望ましい行動を強化する『トークンエコノミー』についてお話しさせていただきます。 今回も要点を絞って簡単にご説明いたしますので、是非ご家庭などでも取り入れてみてくださいね。 いきなりですが、トークンエコノミーとは、望ましい行動を行った際にトークン(ポイント、シールなど)を与え、それを後で実際の報酬と交換できるシステムを指します。 今回はその方法とメリットについてご紹介します。 方法 トークンの付与: 望ましい行動をした際にトークンを与え

          望ましい行動を強化する方法!『トークンエコノミー』

          簡単解説!!『問題行動への対処方法』

          こんにちは! 今回は、よくご相談いただく問題行動への対処方法についてABA(応用行動分析)でのアプローチ方法をお話しさせていただきます。 子供の問題行動に対処するために、ABA(応用行動分析)の原理を使用することは非常に効果的です。 今回はABAについてご自宅でも実践できるように簡単にポイントを絞ってお話しさせていただきますので、是非参考にしてみてください。 行動の観察と記録 問題行動の詳細を観察し、記録することから始めます。 行動の頻度: 問題行動がどれくらいの頻度

          簡単解説!!『問題行動への対処方法』

          支援学校?支援学級?「見学で確認するべきポイント」

          こんにちは! 本日は、学校見学の際に確認しておくべきポイントについてお話しさせていただきます。 就学に向けて支援学校か支援学級か検討しており、見学や説明会などを控えている方に少しでも参考になれば幸いです。 そもそも支援学校と支援学級の違いをご存知でしょうか。簡単に区別すると支援学校は「生活訓練」が中心であり支援学級は「学習」が中心となります。 学校選びの見学時に確認すべきポイントについては、下記を参考にしていただければと思います。 支援体制: 学校の支援体制や教員の

          支援学校?支援学級?「見学で確認するべきポイント」

          座っていられない...「落ち着きがない原因」

          こんにちは!! 今回はお子様の「落ち着きがない原因」についてお話させていただきます。 ご相談内容として、幼稚園や保育園の先生から「椅子に座るのが苦手です」とお伝えされました、、という保護者様も少なくないです。 今回は、幼児が落ち着きがない原因について、以下にまとめておりますのでご確認ください。 1. 多動性 ADHD(注意欠陥・多動性障害)などでは、常に体を動かしていたいという衝動が強く、じっとしていることが難しいです。 2. 注意力の欠如 注意が散漫で、一つの活

          座っていられない...「落ち着きがない原因」

          療育って必要??「早期療育の重要性」

          こんにちは! 今回は早期療育の重要性についてお話しさせていただきます。 児童発達支援において、早期療育の重要性は非常に高いと言われています。その理由としては一般的に以下のような事が挙げられます。 1. 脳の発達が著しい時期 幼児期は脳の発達が非常に活発な時期です。この時期に適切な支援を受けることで、脳の可塑性(脳が変化し適応する能力)を最大限に活かし、発達の遅れや障害を効果的に改善できる可能性があります。 2. 自己肯定感の向上 早期療育による、肯定的な指導員の関わ

          療育って必要??「早期療育の重要性」

          座っていられない...「ADHD(注意欠陥・多動性障害)の特徴」

          こんにちは! 今回はADHDについてお話しさせていただきます。 ADHD(注意欠陥・多動性障害)の幼児に見られる特徴は、主に注意力の欠如、多動性、衝動性の3つの側面に分類できます。以下に、これらの特徴をご説明します。 注意力の欠如 注意を持続するのが難しい:一つの遊びや活動に集中するのが難しく、すぐに別のことに興味を移す。 指示に従うのが難しい:指示を最後まで聞かずに行動を始めてしまうことがある。 忘れ物が多い:おもちゃや必要な物をよく忘れる。 整理整頓が苦手:物

          座っていられない...「ADHD(注意欠陥・多動性障害)の特徴」

          目が合わない...「ASD(自閉スペクトラム症)の特徴」

          こんにちは。今回はASDについてお話しさせていただきます。 自閉スペクトラム症(ASD: Autism Spectrum Disorder)の幼児に見られる特徴は、以下のように整理できます。ASDの症状は広範囲であり、お子様によって異なりますが、一般的に次のような特徴が見られます。 コミュニケーションの難しさ 言葉の発達の遅れ:他の子どもと比べて言葉を話し始めるのが遅い。 一方通行での会話:話題が一方的になることがあり、会話のキャッチボールが成立しない事がある。 エ

          目が合わない...「ASD(自閉スペクトラム症)の特徴」

          周りの子と違うかも...「発達障害の特徴」

          発達障害の幼児に見られる特徴はさまざまですが、一般的には以下のような点が挙げられます。これらの特徴が見られる場合でも、必ずしも発達障害ではないため、専門家による評価が重要です。 コミュニケーションの難しさ 言葉の遅れ:定型発達のお子様に比べ言葉の発達が遅い。 エコラリア:他人が言った言葉をそのまま、あるいは少し時間を置いてから繰り返す。 非言語的コミュニケーションの理解が難しい:表情やジェスチャーの理解が難しい。 社会的な交流の難しさ 他人との関わりが少ない:他の

          周りの子と違うかも...「発達障害の特徴」

          「子育てのヒント:児童発達支援ブログ」

          こんにちは! 児童発達支援事業所フォレストキッズこどもの国教室を運営している木山と申します。 本日から児童発達支援に関するブログを始めることになりました。 児童発達支援は、子どもたちがその可能性を最大限に発揮できるようにサポートするために重要な役割を果たします。特に、発達に課題を抱える子どもたちにとっては、そのお子様の理解が何よりも大切です。 このブログでは、発達障害についての知識や、具体的な支援方法、子育てに関するヒントなどを分かりやすく紹介していきます。 これから

          「子育てのヒント:児童発達支援ブログ」