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HSPと発達障害

こんにちは!
皆さんはHSPと発達障害の違いについてご存知でしょうか。

保護者様に幼稚園や保育園などでの困りごとを聞いていると、
「相手との距離感が分からない」「場の空気がわからない」「お友達が泣いていると関係なくても泣いてしまう」
などの社会的な状況での困り事に関するご相談をよくいただきます。

そこで、今回はHSPと発達障害の違いや共通点、対応方法などについてお話ししようと思います。

そもそも、HSPは発達障害とは異なる概念です。HSPは生まれつきの感受性の高さを指し、発達障害は脳の発達や機能に関連する障害を指します。

発達障害の特徴は以前お話ししましたが、HSPの主な特徴は下記になります。
・感覚が過敏
・感情が豊か
・変化に敏感
・内向的
・完璧主義

などなど

このように、HSPのお子様は他人の感情にも敏感であり、大人数でいると疲れることから一人の時間を好んだり、失敗を恐れて挑戦することが難しいことなどがあります。

社会的状況での困り感は、客観的には発達障害の特性を持つお子様と同じように見えても、その背景や原因などが全く異なるため、そのお子様の個性や特性を理解することが非常に重要です。

そのため、支援方針としては、

HSPは生活環境の調整自己理解が重要ですが、発達障害は専門的な支援や治療が必要なことがあります。

ただ、支援や関わり方の方針としての重要な共通点は、自己肯定感を育むことだと思います。
苦手なことや生きづらさを感じる部分では似ていることも多いため、自己肯定感を育み、環境調整の繰り返しで自分の生き方を知ることこそが一番大事なのではないでしょうか。


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