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靴屋さんで、新しいスタイル?の接客。効率か、心地よさか。

今日、とある靴屋さんに行きました。

夫が会社で履いている靴の底が擦れすぎて中の金属が見えてきた?!と言うので。(そんなことある?!)

私も、そろそろ今入ってるスニーカーがくたびれてきたし、そういえば小2息子のスニーカーも、足の親指が外から見えるぐらい穴が開いていたので(なんでそうなるのか不明だが)、みんなで一緒に見に行こうということになりました。

そのお店は、全国チェーンの有名店。

夫は年中の娘を連れて、私はまず息子と一緒に子供の靴売り場に行きました。

そこでシュンソクとかアシックスとか色々見ていると、一人の男性の店員さんが話しかけてくれました。

「何か気になるのあれば言ってください、サイズをお出ししますので」

ちょっと早口だけど、威圧的でもなく、まあまあの好印象。

そこで、ひとつ気になる靴のサイズを伝えて持ってきてもらいました。
靴を履ける状態にして出してくれたら、すぐさま

「ちょっと離れますね」

と言い残し、別の場所に行きました。
どうやら他のお客さんの接客をしているようで、私たちと同じように、靴を試着したお客様に対してヒアリングして対応しているようでした。

すると、息子がちょっと履いたところで、また来てくれて、「いかがですか」と。

「他の、こちらも履いてみたいみたいです」
と伝えたら、「分かりました〜」と言ってまた靴を持ってきてくれました。

そしたらまた先ほどと同じように、パっとその場を離れて、別の方の接客へ。

しばらくするとまた、「すみませんでしたー、いかがですか?」と戻ってきてくれて、試着した靴のサイズや特徴について軽くアドバイスをくれました。

息子が少し悩んで黙っていると、再びささっといなくなって、またしばらくすると戻ってくる。

ずいぶん忙しい方だなぁ…!

最終的に息子が靴を決めて取り置きしてもらって、続いて私が靴を選ぶことに。

私はあまり決められない方なので、うろうろしていて、ランニングシューズの売り場を見ていたらまた同じ店員さんが話しかけてくれて、

「何か気になるのあれば言ってください、僕もランニングシューズ使ってるので色々ご相談乗れると思いますのでー」

と、言ってくださったので、

『ランニングはそんなにしてないけど、普段使いで軽くてクッション性の高い靴を探している』

旨を伝えたところ、おすすめの商品を教えて下さって、持ってきてくれました。

そして、例のように私が靴を試着している間に、またパパっといなくなって、しばらくすると戻ってきてくださる。

他にも気になる靴があることを伝えると、サイズを出してくださり、またその靴を試着している間にお兄さんはいなくなり、再び戻ってきて様子を聞いてくれました。

私は決めきれずに、購入しませんでした。



同じチェーン店の靴屋さんには何度も足を運んだことがありますが、このような接客は初めてだったので、かなり印象に残りました。

その店員のお兄さんが、感じが悪かったわけでもなく、すごく威圧的だったわけでも無く、特別悪い印象は持ちませんでした。

そしてこの効率的でライトな接客が、ウケる客層ももしかしたらあるのかな、と思いました。
インターネットでいくらでも情報が集まる時代、店頭ではサクッと試着できればいいやって思っている若者は、少なくないのかもと考えました。

それでも、私はせっかく店頭で、自分より専門的知識に長けた方と話すのであれば、もっと自分に寄り添った提案や接客があると嬉しいなとも思いました。

今回はお兄さんのそのテキパキとした話し方や関わり方に少し押されてしまい、自分の思っている悩んでいる点を相談できず解消できず、購入をやめる結果になったから。
テキパキしていて良いけれど、私にとっては、心地よさは感じなかったんです。

これからは、人工知能や AI がどんどん進化して、きっと店頭の試着サービスにも当たり前に導入されて来るでしょう。
それでも人間にしかできないことは、何か?

人間と人工知能の違いのひとつは、『リアルな身体を持っているかどうか』と聞いたことがあります。

靴の提案をするにあたっても、人工知能が巨大なデータベースから、私の悩みに応じた靴を教えてくれることも、可能かもしれません。
でも例えば、人間の店員さんであれば、自分が目で見たイメージ、実際に触ってみた、持ってみた、履いてみた感触をいかして、お客さんの悩みを解決する靴を提案することが可能なのかもしれない、と思いました。


接客のスタイルにも色々なものがあるな、それも多様性だななんて考えながら、今度は違う靴屋さんにも行ってみようと思います。


では、今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました!



hona


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