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育児休暇はが「休暇」ではない!家事・育児は仕事ではないのか?

育児休暇って、休暇じゃないですよね。

今日も、早朝の深掘りタイム。
短いコラムです。

家事・育児は仕事ではないのか?

産前って、すごくしんどいんです。お腹は重いし、夜は寝れない。トイレも近いし、意味不明に身体中痒い。

そして何より暑い。あったかいとかではなく、苦しいほど暑かった。人によっては、前期のツワリより苦しい日々だと聞いたことがあります。

産後はどうだろう。産後もすごくしんどかったな。それもそのはず、人生の中でありえないほど痛い思いをして、ものすごい出血をした後、わずか1週間で退院させられる。

その後休むことができればいいのだけど、子育てはすでにスタートを切っている。人によっては、産前産後の女性と何変わりなく家事をするしかない環境に置かれるケースも少なくない。

なぜか。もちろん、するしかないと言う環境もあるのでしょう。

ただ、もしかすると「産育休」という言葉の「休」の部分に踊らされている人もいるのかもしれない。本人も周りも「休んでいるから、働いている人のサポートをしなければ」と言う認識があるのではないだろうか。少なくとも私はそうでした。

祖父母の話

私の祖父は自営業をしていました。祖母は、そんな祖父のサポートをしていたんです。

サポートっていうと、祖父の仕事の手伝いだととる人もいるかもしれません。ただ「仕事の手伝い役」じゃないんですよね。互いをサポートしながら家庭を回していた感じです。

昼間、祖母は祖父の仕事を手伝う。そして夕方は少し早く仕事を切り上げて、食事作りや洗濯物の片付け、家の中が円滑に過ごせるように色々とやってくれていました。そうやって2人で生活を回していた感じでした。

祖母にとっては「祖父の手伝い」も「家事のアレコレ」も「仕事」だったはずです。祖父にとっても、気分だけが働いていると言った感覚はなかったようです。長くなるので詳しくは書きませんが。互いが互いを労って「当然」と言う意識が暮らしの中での会話で伝わって来ていました。

働く🟰給料

「働くことはお金を得ること」と言う感覚は「お金を稼がない(稼げない)状況の人たち」を追い詰めることもあります。

勘違いしないようにお伝えしておくと、私もお金を稼ぐことはすごく興味を持っているし大事だと思っています。

しかし、いつの頃からか給与を得ることが「働く」のスタンダードとなったように感じています。時代と共に、そのニュアンスが強くなって来たというか。

そのせいで「家事」「育児」は、時代の時間経過と共に仕事とみなされなくなった。そう言い切ってもいいのではないでしょうか。

それを象徴するのが「育児休暇」。その言葉が意味をするのは「こちらの仕事は休んで育児という仕事に専念しなさいね」というものだと思うのです。けれど、給料を得づらいこの期間を休暇と捉えてしまうのは本人のみならず周囲の皆さんも少なくないのではないでしょうか。育児は休暇ではないはずですが、家にいることは「休暇」と捉えられる社会へと変わっていったんです。

もちろん、お金を生み出すことはすごく大切なことです。ただ、家族を持ちながら「働くことにコミットできること」は、支えられていることを忘れてほしくはありません。「休暇」は何に対しての休暇なのか、間違えないようにしたいと自戒を込めて。


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