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自分の感覚を大切に

自分の感覚を大切にすること



過敏すぎる感覚


何より大切なのは、自分がどう感じているかということを大切にすることだと感じています。

科学的に説明がつかなくても、他の人になんと言われても、自分が感じているということを大切にすることが自分を大切にすることにつながると思います。

私は私以外にはなることができません。

「私」がいやだと感じていることを他の人に理解させる必要はないけれど、「私」が理解してあげることは必要だと感じるようになりました。

ホメオパシーの通訳をしていると、様々な繊細な感覚を持っておられる方と出逢うことがありました。

ある時に、電磁波過敏症の患者さんがこられました。

その方は、電磁波を発しているものを触ることができないほどでした。

携帯電話やパソコンもそうですし、電子レンジはもってのほか。新幹線に乗るのもつらく、高圧電線の近くでは住むことができないほどでした。

本人にとっては非常に不快でなんと表現したらいいのかわからないような耐え難い感覚がするものでした。

生活の周りには電磁波はあふれているものです。

電車や新幹線も強い電磁波を発しています。
携帯電話は持ち歩くものですし、周りの人も持っていますから、避けることも難しいものです。

その患者さんが来られたのは、その感覚が強すぎて生活に支障をきたすほどだったからです。

しかし、その一方で恩恵も感じておられました。この感覚があるおかげで、強い電磁波に気が付いて距離をとることができたからです。

その方は自分の繊細な感覚を失いたくはありませんでした。

ホメオパシーが目指すのは免疫力がしっかりと働くようになり、自分で自分を癒すことができること、こころと身体の「バランス」をとって、よりイキイキと生きることができるようになることです。

その患者さんはホメオパシーのレメディを飲み始めて、耐えられないような感覚がすることはなくなりましたが、ご自身が生まれながらに持っている繊細さは失いませんでした。

ちょうどいいバランスがとれるようになって、耐えられなく感じたり、辛く感じたりすることがなくなって、自分にとって心地いい選択をすることができるようなったと仰っていました。

パソコンでも、このパソコンならましだと感じるものを使えるようになったり、電車に乗れるようになったたこと、住む場所も選ぶことができること、様々な場面で折り合いをつけることができるようになったご様子でした。

バランス


自分が生まれながらにして持っている繊細さがあまりに強くなってしまうと、とてもしんどく辛く感じることが増えます。

一方で、持っている繊細さがなくなることも自分らしさが失われてしまうように感じます。

何事も「過ぎる」のは、プラスでもマイナスでもよくありません。

血圧でも、最高血圧が180はしんどいですが、逆に80くらいではそれもまたしんどいでしょう。

コレステロール値も300あれば問題ですが、30では少なすぎるでしょう。

同じように繊細過ぎると時に辛いですが、繊細であることは悪いことではありません。

何事もちょうどいいバランスがとれるといいと思います。

ホメオパシーの通訳をすることを通して、ホメオパシーは身体だけでなく、こころのバランスもとってくれるように感じていました。

一番最初に来られた時には重たい表情で涙を流しておられた方が、次回の診察でお会いした時には同じ方とわからないくらいキラキラと輝くようになっておられたのも1度や2度ではありませんでした。

私には本当にうれしく感じるものでした。

こころと身体のバランスが取れていると感じ始めた多くの方が自分が本当にやりたいと思っていたことにチャレンジされ始める場面にも何度も遭遇しました。

これが自分が好きなことだった、やってみたいと長年思っていたことにトライすることにした、人のためと思っていたけれど、実は私がやりたいことだったと気が付いたなどお話くださって、通訳しながらもイキイキと輝いてみえて、胸が熱くなりました。

ホメオパシーの受診のきっかけは身体的な症状でも、その原因はこころであることが多くありました。

多くの患者さんの変化を観させていただいて、こころのバランスがとれると身体のバランスも同時にとれていくのを感じました。

こころと身体は密接につながっています


ホメオパシーの効果であると感じると同時に、それ以上に本来、こころも身体もどちらも相互に作用しあっているんだと感じていました。

きっと、身体からこころにアプローチすることもできますし、こころから身体にアプローチすることもできるのだと感じています。

ホメオパシーはそのどちらにも同時にアプローチしているのではないかと感じます。

ホメオパシーはとても穏やかな作用のあるものです。アプローチの仕方も穏やかで微かなエネルギーを利用するものです。

個性だけでなく肉体も、人はそれぞれ違います。

どのアプローチがいちばん効くのかも人それぞれだと感じています。

ガツンと殴られるようなショック療法的なやり方が合う方もいらっしゃいますし、それよりは静かに自分の内面に向き合うことで解決に向かう方もいらっしゃるでしょう。退行催眠やレイキがあう方もいらっしゃると思います。

身体からのアプローチで整体が合う方もいらっしゃれば、鍼灸が合う方、厳密な食事療法が合う方、ハーブが合う方、ボディワークが合う方と様々だと思います。

自分に合ったやり方がきっと何よりも良いです。

そして、こころと身体は密接につながりあっています。

こころを大切にすることは健康でいるために何よりも大切なことだと感じています。

こころと身体であれば、こころを先に手入れしてあげることが大切なことだと思います。

そのために、自分がどう感じているかという事をまず大切にしてみましょう。

あの人はなんだか苦手…でしたら、その方と必要以上の接触を減らすといいかもしれません。

あの道を通る時になんだか気味悪く感じる…なら、その道を避けて別の道を見つけてみませんか。

花を飾ると気持ちが晴れ晴れとして、部屋の空気も良い気がする!なら、1輪でも飾ると違うはずです。

自分が心地いいことはきっとこころだけでなく身体にも良いことです。

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