このお話をかこうと思ったのは、こういったきっかけからです。
私は10年前にホメオパシーの診察の通訳をしていました。
本国でも大人気のホメオパスだったS 先生のすぐ横で約3年に渡り通訳として経験させてもらったことは、何物にも代えがたい大切な記憶です。
S先生の専属通訳を通して、たくさんの患者さんに出会い、たくさんの症例、様々な変化、そして何より、たくさんの喜びに触れる経験をしました。
約10年前、S先生はこの世を旅立たれました。
私は師と仰いでいたS先生との別れがとても悲しく、
一方で天職と感じていた仕事を失い、途方にくれました