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【新社会人への短い手紙】「逃げる」コマンドを持っておこう

今回は新社会人だけでなく、
異動や転職などで
新しい環境で働く人に
シェアをしたいお話


前回の手紙を多くの人に
読んで頂いた。

ありがとう。

今日は「である」調で
書いてみるよ。

当たり前過ぎて、
意外とちゃんと認識されていないこと。


働いている人の
一番の悩みは何か。

ずばり人間関係だ。

会社には、世代も出身も
学歴も考え方も多種多様な人が
集まっている。

はじめて社会に出る君は、
そんなジュラシックパークに、
ろくな装備も持たずに、
レベル1の勇者として、
飛び込むことになる。


でも大丈夫。
経験値が
君をレベルアップしてくれる。

同期や先輩といった、
一緒に冒険してくれる仲間がいる。

立派な剣も鎧も手に入るようになる。
みんなそうなんだ。
安心してほしい。

ただ人間関係で悩む人が多いのは事実。

学生時代のサークル
のように、ノリでみんな仲良くという
わけにはいかないんだ。

職場の人間関係で
知っておいてほしいこと

好意の1対2対7の法則
を知っているだろうか。

10人の職場に行ったら、
あなたのことを

「嫌い1人、好意2人、中立7人」

に分けられるというものだ。

ジュラシックパークには
きっと恐竜をはじめ、
いろんな動物がいるのと
同じように、

あなたと気が合う人もいれば、
そうじゃない人もいる。

それは、学生時代も感じていたはず。

人同士では、ある程度の距離感と
いうものがある。

うまく調整して、円滑な人間関係を
あなたも作ってきただろう。


ところが大人になると、
嫌われている人をむりやり中立に
持っていこうとしたり、
10人全員を好意を持つように
向けようとする人がいる。

それができたらもう立派な
勇者だけれど、
全力でオススメしない。

自分が感じている距離感を
偽ってごまかして対応すると、
心には大きな負荷がかかる。


当たり前だけど、
職場は遊ぶ場所ではない。
職場では、無理やり全員と
仲良くなる必要はない
んだ。

あなたに好意を向ける人を
大切にしていったほうが
ずっと幸せに働けるんだ。

配属される、組織や上司は選べない。

クラッシャーな上司に
あたってしまうかもしれない。

でも味方になってくれる存在も
必ず近くにいるはず。

その人がきっと「同志」になって、
冒険の助けになってくれるはずだ。

「逃げる」コマンドをためらうな

そうは言っても、
先に旅立った
勇者の中には、
途中で人間関係に悩み
冒険からドロップアウト
してしまう人も少なくない。

いわゆるメンタルを
病んでしまうことだ。

僕は、健康経営コンサルタント
として働く人の職場環境や
人間関係の事例を、
数え切れないくらい見てきた。


その中には志半ばで倒れる
勇者がたくさんいた。

あなたにはそうなってほしくない。
ひとつだけ覚えておいてほしい。


「逃げる」ことをためらってはいけない。

職場では、仲間のふりをして
「見えない攻撃」を
平気でしてくる人がいる。

悪意の隠れた親切心を突き出して、
嫌がらせをしてくる人もいる。

また自覚もないまま、傷つけてくる
人にも出会うかもしれない。

パワーハラスメントという言葉が
あるけれど、
世の中は見えないハラスメント
だらけ
だと僕は思っている。

同じ言葉でも、激励だと捉える人もいれば
嫌がらせだと感じることもある。

受け取り方は人それぞれなんだ。

あなたもツライ思いもするかもしれない。

多少の忍耐も必要だけど、
ムリを重ねる必要はない。

その職場があなたの
すべての世界じゃない
からだ。

そこで失望してはいけない。
確かに社会にでたら、
人間関係は選べない。

ただリセットはできる

ジュラシックパークは君が
思っているよりずっと広い。

旅はまだまだ続く。

一度立ち止まって、休んでもいいし、
ゆっくり転職という形で、
別の入り口から
冒険を始めることだってできる。


「自分で決めた扉だから」
と言ってそこに固執したがる
人が多い
んだけど、

本当にそこがベターとは限らない。

始まったばかりなんだから、
やり直しはきく。
必ず。

最初の職場が、
あなたのフィールドの
すべてではない。
これはまだ冒険が
始まる前だからこそ、
必ず覚えておいてほしい。

きつかったら、
遠慮なく、逃げる勇気を持とう




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