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【リーディング・ハイVol.17】悩み抜く力 うまく悩んで成功をつかむ人、ヘタに悩んでつまずく人

この世に悩みがない人なんて
そうそういないだろう。

そんな人がいたとしたら、
それはきっと「悩み」と
認識せずにそれと
向き合っている人
なのだろう。

高校時代。
野球部の万年補欠選手だった
毎回試合に出られるレギュラー選手が
羨ましくて仕方なかった。

試合に出て、野球ができることが
どんなに幸せか。

そう思っていたけれど、
彼らレギュラー陣が
人知れずプレッシャーに
悩まされていたことを
最後の大会で負けてから
気づかされたことがある。

多くの人が「悩み」に対して何らかの
答えを出している。

ただその答えを「こじらせて」しまったり、
うじうじ悩み続けてしまったりして、
後悔する人も少なくない。

そんな「悩み」との向き合い方を
教えてくれる本がこちら。

リーディング・ハイとは


「リーディング・ハイ」
とは、「ランナーズ・ハイ」を
ヒントにした造語です。

長時間走りつづけることにより、
ランナーが多幸感や高揚感を覚えるように、
読書を継続して、ポジティブな感情や
成長につながる実感を得ている状態
をいいます。
そんな実感をnoteでご紹介する企画。

では引用からいきましょう。

【引用その1 】悩みに対してどれだけ準備をしたか

みなさんは、悩みにぶつかったとき、いちばん自分が乱れてしまうのは、どういう状況だかわかりますか?

それは、悩みに「不意打ち」を食らったときです。すなわち、「まさかこんな問題が出てくるとは思わなかった」という想定外の悩みやトラブルが出現してしまったとき。

そういうとき、自律神経は大きく乱れ、冷静ではいられなくなり、自分を見失って本来の力を発揮できなくなってしまいます。

夜中に突然の着信。
聞き慣れた顧客の声だが、
何か切羽詰まっている。
クレームの電話だとすぐに悟った。

こんな場面を想像してほしい。
これがすぐに即答できるレベルのもので
なければ、あなたは突発的な悩みを
抱えることになる。

そこで膨大なストレスを
抱えてしまうかも
しれない。

ネガティブな思考法かも知れないが、
仕事においては、考えうる最悪の事態を
想定しておくことが大事だ。

AプランがダメならBプランで行こう。
BプランがダメならCプランで行こう。

このようにそれぞれの事態に
合わせて、すぐに反応できるように
しておこう。

もちろん交通事故のような
確率のトラブルまでは
予測ができない。

しかし予測できることに
対しては敏感でありたい。

できれば段階的に、考えうる選択肢や
起こりうる出来事に対して心の準備を
しておくこと。


それにより心の余裕を持つことが
でき、パフォーマンスアップにも
つながるのではなかろうか。

【引用その2】この答えに正義はあるか

悩み抜いたあげく導きだした答えには、
正義が宿っているべき。

正義のない答えを出したとしても
いずれ破たんします。

「人に押しつけてしまおう」とか「誰かの責任にしてしまおう」とか「これくらいの小さな罪なら誰も気がつかないよな」とか、そんな答えを出したとしても、いずれうまくはいきません。   

それに、こういった「心にやましさがある答え」を出していると、そのやましさが後々まで引っかかり、結局悩みを引きずることになってしまうのです。


自分の中で生まれた悩みである以上、
人は自分自身の力でその答えを出していく。

当たり前のことかもしれません。
ただ本当に「自分自身の力」でその答えを
出しているか疑問に思う場面もあるでしょう。

たとえば大学をどこに行くか。
自分の学びたいことなら、間違いなくA大学。
でも両親は就職のためにB大学に行けという。

こんな場面を想像してみる。
もちろんここではどちらが正しいと
いう議論ではない。

他人に振り回されずに
自分なりの正義を持って答えを出せたか
どうかがポイントになる。

たとえば、自分が美術を学んで
芸術家の道を目指したいとして、
そのまま自分の気持ちに従って
反対を押し切るのも正義。

ただよくよく考えて、決して裕福では
なかった家計から大学まで送りだそうと
してくれる親の気持ちに感謝して
恩返しをしたい。そんな気持ちに
従って自分の希望を諦めるのも正義。

自分の心から望んでいた選択を選ぶ
ことができるか。
その選択の後の結果も含めて自分で
背負う覚悟ができるか。


これができてはじめて「悩み抜いた」と
言えるのだと実感しました。

本日のリーディング・ハイ

準備とチャンスはワンセットだと
思っています。

つまり然るべき準備や備えを
してこないとチャンスが来ても
チャンスと認識できないのです。

自分にいまどんな選択肢が
あるのか。常に考え続けること。


たとえば、自分のキャリアに
ついて考えること。
独立、転職、複業、今の会社で
キャリアアップを目指すといった
さまざまな選択肢が考えられます。

その選択肢を自分なりに吟味して
おくこと。取りうる選択肢に
自分なりの正義があるか。

この両者をすぐに答えが出なくても
自分の心の声に問いかけ続けること。

これが人が悩み抜くうえで、重要な
ファクターになる気がしてなりません。

最後にお知らせ


今回のリーディング・ハイは
いかがだったでしょうか。

少しでも参考になった方は、
スキ、フォロー、コメントお待ちしています。

またリーディング・ハイで
取り上げた本は、

毎週日曜日に私が参加しているコミュニティの
ビジョナリー読書クラブの
読書会にて発表しています。

「ビジョナリー読書会」とは、
本というツールを使った
コミュニケーションを通じて思考を深め、
視野を広め視座を変え、
気づきから行動に繋げるための読書会のこと。


私は、読書のアウトプットの場として、
活用させて頂いています。
本を読みっぱなしにしている方は、
ぜひ一度ご参加ください。
お待ちしております。

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