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サラリーマンの平凡なしあわせのつかみ方

あれ欲しい。
これも欲しい。
もっと欲しい。
もっともっと欲しい。

ネットの世界をのぞくと、
そんな人間の欲望を
刺激する言葉ばかりだ。
次々と機械が私の好みを把握して
果てしなくレコメンドしてくる。
動画サイトも音楽サイトもKINDLEも全部。

気がつくと、
休日の時間なんてあっという間になくなる。

ギラギラしてた感覚。
収入あげたい、ほしいものを遠慮なく買いたい。
いつでもいつでもいつでも飲みにいきたい。

上昇思考で周りの出来事や生活を捉えよう
としなくなっている。
そんな自分に気づき始めた。

やればできる。
努力すれば夢がかなう。

これは半分ホントで半分ウソだって
うすうす分かっているのに、ネットや本に
あふれる成功者達とされる話に
心をざわつかされる。

20代のときは「まだまだ可能性があるぜ」
なんてうそぶいていたから、
余計に過敏に反応してしまったものだ。

自身に何か特別な才能なんてないのだから、
どこかで見切りをつける必要がある。

なんか「諦める」ってネガティブな
言葉で捉えがち。
その一方で自分には向いてない、
無理だったと「明らかになる」ことで前
に進めることもあるのだ

幸福度は常に右肩上がりか

生まれてから死ぬまで
幸福度は右肩あがりであがっていく人生。
そんな人いるのか、本当に。

昔、「正負の法則」という本を読んだ。
簡単に言うと、「何かを得れば何かを失う」
みんな人はこうやってバランスが
取れるようにできているらしい。

なるほど言われてみると、そんな感じで
いいことも悪いこともバランスが取れていると
思わないわけでもない。

ただ「幸せ」ってずっと右肩あがりで
線をたどっていくようなものとは捉えられず
刹那的なものをイメージする。

美味しい食事もどんなに楽しい仕事も
やっぱり人生の中では一瞬である。
悲しいことに、
どんなに幸福な出来事であったとしても
人は残酷なほどに慣れて忘れていく。
だから「感謝の気持ちを忘れない」なんて
言葉がたまに飛び交うのだろう。

それがあるから、みんな、
やりたくないことを
我慢して過ごせるのだろう。
私もその一人だ。
だから多少のアップダウンを
楽しむ心構えが必要な気がする。
なんか右肩あがりで幸せになろうとすると、
かなりシンドいゲームに
なることは間違いなさそうだ。
わりきりが大事だ。

空腹は最上のソースである

これといった才能もない。
お金もない。

だからといって人生に
諦めをつけるわけにはいかない。
多少なりとも幸福をかじって生涯を終わりたい。

ストレスが溜まったら、やるせなくなったら。
そう思ったら、自分自身の欠乏感を探る。

お腹が空いているのか、眠いのか。
人間関係で悩んでいるのか。

自分がいまどんな飢餓状態になっているかを
分析してみるといい。

スマホからは少し離れて、カフェでぼぉーっと
しながら考えたり、サウナに
入ってじっくり向き合ってみる。

その欠乏しているものを
見つけたら、それを補えるものを探そう。
そんなにお金をかけなくてもできることが
たくさんあることに気づくはずだ。

残念ながら人は
生まれながらに平等とはいい難い。
選べない親の虐待で子どもが
命を落とすのも、
いまも地球の裏側で戦争で命
を落とす人間がいるのも
残念ながら事実で。

その中で寝るところも食べるところも
何とか確保してなるべく
他人に迷惑をかけずに
穏やかにいきていく。

与えられた環境、
めぐり合わせへのありがたみを
忘れずに。

そんな幸せのつかみかた、捉え方なら
きっと当分は心穏やかに暮らせるはずだ。

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