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【新社会人への手紙】しくじってきた先輩から、伝えたいたった一つのこと

卒業の季節である。

そこで今日は新社会人に向けて、
自分みたいなしくじりを
しないためのメッセージを
書いてみる。

今回は手紙方式で綴ってみることに
した。

どうか一人でも
多くの方に届いてくれたら、嬉しい。

かつて新社会人だった方も、
自分達の時代を
思い出しながら読んで頂く
と面白い
と思う。

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新社会人のみなさま

こんにちは。
アマチュアコラムニストの
ホーリーと言います。

卒業おめでとうございます。
この1年間、本当に大変でしたね。

大々的なイベントは大幅に制限されました。
さみしい思いや悔しい思い
をしたこともあったでしょう。

コロナ禍の中の就職活動
を強いられた方もいるでしょう。

思うような結果が出せずに、
モヤモヤした気持ちを抱いて、
社会人としての扉を開けようと
しているかもしれません。

大丈夫です。

ここまでたどり着いたあなたは、
十分立派な社会人になれる
素質を持っています。

胸をはりましょう。

僕はみなさんほど
大変な状況ではありませんでしたが、
不安でいっぱいでした。

21歳で大学生になったので、
就職活動時は25歳になっていました。
この時点でだいぶしくじってますね。

リーマンショックで内定はまったく取れず、
やっとの思いで100人足らずの
中小企業に入社しました。

いまは2回の転職を経て、
周囲にも評価され、
納得したキャリアを歩んでいます。

1ミリも後悔していません。

ただあの頃の自分に話ができたら。
ここまで「無駄な遠回り」をせずに
すんだのかなと思っています。

働いていくうえで、ある程度の遠回り
や寄り道はあっていいでしょう。

あとになって、「これで良かった」
と思えるものもあるでしょう。

一方で残念ながら、
無駄な遠回りもあります

「人生無駄なことは何一つない」
という大人もいますが、
それは10年、20年といった
長い期間でとらえているからです。

これからは、
ますますテクノロジーの進化を
はじめとした変化に富んだ時代です。

みなさんは短いスパンで
決断と判断が求められます


そんな時代の無駄な苦労や遠回りは、
後悔を生みかねないのです。

特に20代の大事な時期は無駄にできません。

25歳で社会に出た自分は本当にそう思います。

そこでおせっかいをさせてほしいです。

激動の時代を生き抜く
最初の一歩を踏み出すあなたへ。

そのためにこれだけは知っておいてほしい。
どうか最後まで読んでくれたら、
嬉しい。

まずこの数字をみてください。

32.8%。

何の数字かわかりますか。


これは、2020年10月に
厚生労働省が発表した、
大卒の就職3年以内の離職率です。
(高卒は39.5%)

10人中3人が就職した
会社に対し何らかのミスマッチ
感じ、3年以内に退職しているのです。

これからのキャリアは長いです。
今のあなたが22歳なら、
60歳まで38年間もあります。

みなさんの世代は、
少子高齢化の影響もあり、
間違いなくもっと
長く働くことになります


ポジティブであれ、
ネガティブであれ、
ミスマッチを感じたら
迷うことはないと思います。
次の会社に行けばいい。

このようなケースが多いからこそ、
第二新卒という言葉も生まれました。

その一方で、

「自分で選んだ会社なんだから、3年は我慢しないとね」

「若いうちは苦労しないとね、みんなそうだったんだから」

「うちの業界は3年は最低働かないと、1人前とは言えないよ」

そんな声が聞こえてくるかもしれません。

はっきり言います。

伝えたかった、たったひとつのこと。

自分の感覚・価値観・信念を
優先して行動してください


みなさんの時代は、
周りの年長者の生きてきた
時代の何倍も早いスピードで変化しています。


年長者が「正解」を言ってくれる
保証はありません。
それは親であっても同じです。

「なにかおかしい」と思ったら行動を起こす。

自身が受け入れられない
ルールや価値観を思考停止して、
鵜呑みにしてはいけません。

たとえば、

自分の仕事が終わっているのに、
上司が終わっていないと帰れない。

私がかつて、所属していた会社の暗黙のルールです。

100人足らずの狭いコミュニティーの会社で
その価値観に染まっていました。

だんだん大きくなっていく
違和感を引きずって
モヤモヤしていました。
周囲に流されていました。

いろいろ頑張っては見たけれど、
自分の考え方を理解してもらえず
苦しみました。
結果的に7年も在籍したことは
無駄な遠回りだったと思います。

いまはSNSやオンラインで
情報はたくさん手に入ります。
外の世界にどんどん開いていきましょう。

「違う」と思っているのに、
1社の狭い価値観に染まって、
あなたのキャリアを無駄に
してはいけません。

残酷ですが、組織はその中での
末端や弱者にあたる人が
一番しんどい思いをする
ような仕組み
になっています。

受け入れられないもの、
愛せない場所は通り過ぎていいんです。

かつての私のようにメンタルを病んで、
追い込まれてからでは
手遅れになる可能性があります。

まだ始まったばかり。
もう一度愛せる場所を探していいんです。
もちろんこれから就職する会社が、
自分の価値観のベクトルに一致
していれば本当に幸せなことだと思います。

自分を大事にして、
これから前に進んでいきましょう。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。 みなさんが生き生き健康に働けるためのメッセージを発信していきます。 ぜひサポート、よろしくお願いします。