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生食は危険!?そのリスクと事故について
こんにちは☆
ホリスティック獣医Saraです🌿
皆さんは一緒に暮らしている動物たちにどんな食事をあたえていますか?
ペットへの生食をすでに実践している飼い主さんも大分増えてきたなと感じているところです^^
生食が広まるにつれて「試してみたい!」という方も増えて、簡単に取り入れられるようになってきていることは本当にいいことだと思います。
でも、安易に取り入れることによって問題を起こしていることもあり・・いろいろ思う点があり、今回動画を作ってみました
(下痢・嘔吐が多いですね・・)
結論からお伝えしますと、生食は危険ではありません
ただし・・・注意して与えていれば、の話です。
お寿司は危険!?
たとえば私はよくお寿司の例を出しますが、日本ではお寿司を食べていますよね🙌
でもそれで問題を起こすことなんて殆どありません。
お寿司が危険だという人って、日本ではまずいないですよね💦
でも、国が変われば違います。
今の時代となっては健康ブームにより欧米でもお寿司を簡単に手に入れられるようになりましたが、その昔、取り入れられる前は「生の魚を食べるなんて!大丈夫なの!?危険では?」と疑われていた時代もあったのです
お寿司が問題を起こさないのは、きちんと衛生面がコントロールされているからですよネ
ペットへの生食の場合も、お寿司と同じように考えてみてください。
汚染されていない商品を与えることができれば、問題にはなりません。
あとは・・・
生骨の扱い方
顎を鍛えたり歯石を取るのに生骨を与えるのはとても有効ですが、噛みすぎると問題を起こすことがあります。
明らかな問題になっていなくても、長年骨を与えられてきていた犬を診ると歯がかなりすり減っているんですね・・・
生食を与えられている動物たちを診ると、確かにペットフードを与えられているこよりも毛艶が良くて元気ハツラツとしているのですが、生骨を直接与えることに関しては、与える頻度を調節していったほういいのではないかなと感じています 👀
たとえば、毎日与えるのはちょっと多いかなと。
週に1-2回程度にしたほうがいいです。
手作り食を与える際に考えなければならないこと
家で飼われている動物(ペット)と野生の動物は違うということです
たしかに、犬・猫・フェレットの祖先は肉食動物ですが、人と生活するようになり、また品種改良もされることによって食べ物を消化する能力も大分変わってきています。
たとえば犬に関しては、オオカミよりもデンプンを消化する能力が高まっているということも報告されています(1)
進化の過程で、完全な肉食よりも雑食に少し寄ってきているということなんですね
(それでも、犬が完全な雑食動物とはまだ言えないと思います・・・私は、犬は肉食と雑食の間に位置していると考えています)
骨を消化するには強力な胃酸が必要
ドライフードばかり食べていると胃酸が弱くなっていますので、そこに突然生骨を大量に与えたりすると消化不良を起こします
生食は危険ではないけれど、さまざまな条件が重なると体調を壊したり事故につながる場合がありますので、生食を実践する場合は、まず注意点についてきちんと理解していただく必要があると思います。
↓↓ 今回お伝えした内容の詳細はこちらの動画でご覧いただけます!
スライドを使っていますが、ラジオのように聞き流しでも理解していただけるように動画を作成していますので、ちょっとした時間の合間にでも聞いてみてください^^
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コンテンツー流れー🐾
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◆ イントロ
◆ 必ず聞いてください(注意事項)
◆ 生食・ローフードってなに?
◆ 突然ですが、質問です
◆ 人間の生食と肉食動物の生食の大きな違い
◆ 生食って危険では?
◆ 生食が問題を起こすとき:代表的な3つ
◆ 生骨のメリットとリスク
◆ ドライフードでも起きていること
◆ 生食の扱い方を間違えると・・
◆ まとめ
ぜひ参考にしていただけたら幸いです☆
それではまた!
<参考文献>
(1) Ollivier M, Tresset A, et al. Amy2B copy number variation reveals starch diet adaptations in ancient European dogs. R Soc Open Sci 2016; 3(11): 160449.
(2) Reiter T, Jagoda E, et al. Dietary variation and evolution of gene copy number among dog breeds. PLos One 2016; 11(2): e0148899.
(3) Contreras-Aquilar MD, Tecles F, et al. Detection and measurement of alpha-amylase in canine saliva and changes after an experimentally induced sympathetic activation. BMC Vet Res 2017; 13: 266.
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