生理前、イライラなどのPMS症状について

こんにちは。

きらめく鍼灸マッサージ師　川添謡です。（しばらくこのキャッチコピーで行きます♪）

本日のzoomオンライン講座「はじめての東洋医学2-②五行（総論）」をお申し込みいただいていた方から、こんなご質問を頂戴していました。

『生理前のイライラとやる気が出ない、どうでも良くなってしまうような気持ちを和らげたいです。』

お仕事のため途中退席され、ちょうど講座内でのご説明の時にいらっしゃらなかったので簡単ではありますがこちらに解説させていただきます。

生理前に不快な症状、ありますよね。わたしも毎月あります。。。

まず、ご自身で生理前に不快な症状があることに気がついていらっしゃること、素晴らしいと思います。

なぜなら、不快な症状があることに気がついていない方が結構いらっしゃるのです。まず気がついていること＝気付きに感謝ですね。

わたしたち女性の身体は、エストロゲンとプロゲステロンという2種類のホルモンによってバランスを取っています。

（ハルメクさんから画僧をお借りしています。いつもありがとうございます。）

プロゲステロンが優位になる排卵後から生理が来るまでの期間、様々な症状が現れますが、これはホルモンの仕業なのである程度仕方がないことでもあります。

お肌のターンオーバー、妊娠、出産ができるのもこのホルモンたちが頑張ってくれているおかげなのです。まず、毎日自然にホルモンが出てくれていることやからだに感謝！

お仕事があったり予定があったり、忙しい時にこの期間に当たると爆発してしまいそうになったりしますよね。

なるべく、この期間に大切な用事を入れずにゆったり生活できるよう心がけてみる、一人で鬱々しやすい場合は、お散歩に出かけたりお友達と会ったり、何か自分が頑張らずに心地良くいられるところに身を置くようにしてみるだけでも、変化は出ると思います。

わたしはこの時期イライラすると硬いものを食べたくなり、噛み砕くことでスッキリしたりします(//∇//)！硬いお煎餅や硬めのグミなどを用意して解消します。

ものすごくジャンキーなものが食べたくなったりするのですが、そういうものを食べた後に罪悪感に駆られて墜ちる事があったりするので、そこそこのもので良いことにしています。深追いせず、ちょうど良いところを見つけることも大切だなと思います。

東洋医学的には、生理は肝・脾・腎の３つの陰の経絡と深い関わりがあると考えられています。

その３つの経絡が交差するツボが足の太陰脾経の三陰交です。

（画像はせんねん灸さんからお借りしています。いつもありがとうございます。）

内くるぶしから三寸（人差し指〜薬指までの第二関節の幅、指４本分上）の骨際です。

ピンポイントでわからない場合は、その辺を温めたりマッサージしたりしてみましょう。

女性は陰＝右なのでまず右を。

左も確認してみてどちらか反応の強い方を選んで行っても良いです。

この三陰交に置き鍼やお灸をする、温める事で、軽やかに過ごせるようになります。

押した途端に症状が消えるようなものではありませんが、生理前にこのツボを意識してケアするだけで、症状が軽くなる方はたくさんいらっしゃいます。

それぞれご自身の辛い症状に対処できる小さなお守りを見つけていけると、ちょっと安心できたりします。

感情が爆発しやすい方は、誰かに当たり散らしてしまう前に泣ける映画を見る、本を読むなど涙を流すことも一つの対処法です。

子育てやお仕事でゆっくりした時間が取れない方でも、５分でも良いです。自分の時間を確保し、一息ついたり、その時に好きな飲み物を飲んだり（温かいものやハーブティーがオススメですが、苦手だったら無理せず、良い香りのする温かいノンカフェインのお飲み物が良オススメです）。

小さなことでも良いので、まず、自分のために時間を取って満たしてあげましょう。

ほんの５分でも、自分のために時間を取って満たしてあげることで、自分にも優しくなれ、そうするとちょっと人にも優しくなれます。

そういう体験を積み重ねていくことで私たちのからだ・こころ・たましいに変化が生まれ、気がついたら生理前の症状が少しづつですが改善されて来ます。

講座中にお伝えし忘れましたが、生理用のナプキンを、もし使い捨てのものを使われているようでしたら、布ナプキンに変えることで嬉しい変化があります。ご興味ありましたらぜひ試してみてください。オススメです。

症状が酷くて日常生活もままならないという状況ですと、一度産婦人科を受診された方が良いかと思いますが、そうでなければ、ゆったりと構え、ある程度は自然な流れで起きていることなので手放し、自分を満たしてあげる。

そこでツボのケアが手助けになれば幸いです。

本日もお忙しい中お時間作っていただき、ご参加いただき、ありがとうございました。

またお会いできますように♡