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一期一会

かつて鉄の工業都市として有名だった地では、『シャボン玉石けん』さんのCMが日々流れていました。
その曲は、私にとっての子守唄でした。

先日、Money for Goodさんと、noteさんで開催された投稿企画の『#推したい会社』で入賞しました。

審査員の皆様、Money for Good noteのご担当者様、noteのご担当者様、その他多くの皆様、そして『シャボン玉石けん』様、本当にありがとうございました。

『#推したい会社』として、何らかの企業を推す、ということに、非常に戸惑いました。
そこで、小さい頃からずっと近くにあって、でもその存在の偉大さに気付いたのはずっと後で、私の仕事に遠いようで近くて、年齢や性別関係なく使えるもの、という条件に絞って選んだ企業が『シャボン玉石けん』さんです。

『シャボン玉石けん』さんが、安心して使えるよう消費者に向けて情報発信を続けてこられているので、書きやすいと思ったのですが、いざその企業を推す、となると、その情報に間違いがないように、かつ、私の経験を入れながら記載するのは、とても難しかったです。

書きながら聞いていた曲が、CHAGE&ASKAの『NとLの野球帽』でした。

『シャボン玉石けん』さんの工場がある場所と同じ鉄の街の歌で、経済が発展するのと引き換えに、環境が汚染されているところで育ったCHAGE少年の様子が描かれてます。経済成長の影を表現していても、光・夢・希望が溢れていて、元気が湧いてくる曲なのが不思議です。
その中でも、私が最も好きなのが『くしたものは景色だけさ 一緒に歩かないか』というフレーズです。

日々、景色は変わり、何かが常に失われていきます。
ただ、土木屋の私にとっては、ちょっとだけそれは違っていて、移り変わってゆく人々と機能の変化に応じて少しずつ刷新されてゆくのが景色で、決してなくなるものではないと思っています。
そして、間違ったり、失敗しながらも、やり直そうと立ち戻り、一からつくりかえることができるのが景色の魅力だと感じます。

『シャボン玉石けん』さんは、消費者の『健康ときれいな水のため』、より良い製品を造ろうと、合成洗剤から無添加石けんに切り替えて、なんと17年も赤字経営を続けてこられました。
そこに、鉄の街として栄えてきた人々に本来備わっていた底力や信念を感じます。
そして、どんな状況であっても、景色はいい方向に変えられるのだということを信じ、貫いていいんだ、という私にとっての希望になっています。

本作には、『シャボン玉石けん』さんの経営方針等に共感してくださる方が多かったのか、今までにないくらい、たくさんコメントをいただきました。

『シャボン玉石けん』さんの漂白剤を使っておられて、遠いキレイな国にお住まいの森野しゑにさん
少しでも素敵な帰国の思い出ができますように。お大事にされてください。

それから、多趣味でDIYや単身赴任メシを楽しんでおられるビバ!ゴーイング・マイ・ウェイの栗英田テツヲさん

元祖『黒髪の乙女』で、自然と動物の気配に敏感で、ちょっぴり繊細で温かなロッタワールド全開の物語を紡がれる月山六太さん

リーナちゃん、リーアちゃんたちの世界を根っこから繋げて、体感することのできるものをつくってくださる葉野ふねさん

読書、料理、それからトライアスロン等、とても素敵なご経験を綴られるかなこさん
直接水に触れられる方々のためにも、キレイな水にしていきたいと感じました。

それから、好奇心旺盛で色んなことに挑戦されてて、『シャボン玉石けん』さんの製品を使ってみたいと言ってくださった、mikuji58さん

『シャボン玉石けん』さんの製品の、ヘビーユーザーでいらっしゃって、散文詩人兼エッセイストの天野マユミさん

ありがとうございました。

あと、今月、noteをはじめて4年目に突入しました。
私は、めんどくさがりで、横着で、文章を書くのが得意でも好きでもありません。
noteの記事をひとつ書くたびに、もうこれが最後かもしれぬ、と思いながらも、低空飛行で続けています。
ここまで続いているのも、突如書き出したくなるのも、別々の場所や道であっても、同じ時代を一緒に歩いてくださっている皆様のお陰です。

本当にありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

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