96.子供の養育について、親にはどんな責任と心構えが必要ですか 「続・信仰問答#11」
はじめに
僕の家に眠っていた「続・信仰問答」という本は、天理教に関する疑問を、Q &Aで答える方式の本で、昭和37年に発売された本です。
この本に出で来る質問は、約60年経った現代でも、天理教信仰者を怯ませる「エグい質問」が詰まっています。
このシリーズでは、本に載っている質問と回答を取り上げ、そこから考えられる僕の意見を書いていきたいと思います。
前回の記事はこちら
それでは、今回の質問です。
Q.子供の養育について、親にはどんな責任と心構えが必要ですか?
親の目から見ますと、子供は自分の子供であるように見えますが、より根本的には、親神様から与えられ、親神様の子供をお預かりしているのでありますから、その喜びと責任を自覚して育ててゆくことが肝心です。わが子であるから、親の思いのままに、どうしてもよいのだというような親本位の考え方・あり方は、不幸になるもとであります。
親神様によって生み出されたことされる時、親は、子供を親神様の思召に添うような人間に育てるという気持ちで養育にあたることが望ましいことになります。親神様の思召は、親と子が喜びの生活をし、子供は親に孝行するような人間になることであります。親孝行できる子供は幸福であり、親不孝な子供は不幸であります。そこで親は、子供に親孝行させようと考えて育てるのではなく、親孝行出来るような、すなわち親神様の思召を知り、思召に添う生き方ができるような人間に育てるようにつとめたいものであります。
「そのものからわかりてくれ」という言葉もあります。親がまず親神様の思召を悟り、その思召に添って生きてゆくことが、親と子がおさまっていく元となります。
「おやといふ、こどもといふ、こども十分さしておやがたのしむ、こがせいじんしておやがたいせつ、たのしみ/〵と言う世上をさまりの理」
(明治28年11月14日)
親神様の子供を預かっている
僕も父親になってもうすぐ2ヶ月になろうとしていますので、子供の養育についてどのような心構えが必要かということは、個人的にはホットな質問です。
わが子であるから、親の思いのままに、どうしてもよいのだというような親本位の考え方・あり方は、不幸になるもとであります
やはり、子供が中々寝てくれず、夜中にずっと起きていたりすると、
「頼むから寝てくれ」
と思うこともありまますが、子供が自分の思い通りになる、何をしても良いと考えていると、確かに不幸のもとになると実感しています。
子供は全く親の思い通りになりませんし、もし思い通りになってしまえば、育児は楽しくないと思います。
むしろ子供は、
「次は何をしてくれるのだろう」
と、ウキウキワクワクのエンターテイメントのように親を楽しませてくれます。
思い通りになると思っていなければ、虐待も起こることはありませんので、この心構えは全親が持つべきものだと思います。
親が喜んでいれば、それで子供は親孝行できている
本文に
子供に親孝行させようと考えて育てるのではなく、親孝行出来るような、すなわち親神様の思召を知り、思召に添う生き方ができるような人間に育てるようにつとめたいものであります。
とありますが、これは結構難しいことだと思います。
そもそも親である僕が、親神様の思召に添う生き方が出来ているのかが疑問ですし、産まれてから暫くの間は、まだまだ赤ちゃんですから、何も信仰を伝えることは出来ません。
しかし、親孝行は産まれた瞬間から出来ます。
親孝行とは、親が喜ぶことを子供がすることです。
ですから、
子供の存在を親が喜んでいれば、それは、子供が親孝行していることになります。
親孝行することは、神様へ孝行することと同義であると言われてますから。
親が喜べば神様も喜んで下さるので、まさに一石二鳥どころではない徳が得られます。
このことについては、過去記事にも書いてありますので、良かったら覗いてみて下さい。
子供は親の姿を見て育ちます。
親が喜んで過ごしている姿を見ていれば、それで充分信仰は伝わると思います。
(そのどんな中でもずっと喜んで過ごすことが、かなり難しいことではありますが)
また、親自身が自分の親に親孝行することも大切だと思います。
子供は親を見て生き方を学びますから、自分が親孝行していないのに、子供が親孝行してくれることはありません。
核家族が当たり前になってきている今日ですが、親子三世代に渡る心の繋がりは、幸せな人生を作りあげる上では欠かすことができないと思います。
おまけタイム
どーも!ついに我慢が出来なくなった男
ほこりまみれの信仰者こーせーです!
今回のトップ画で登場したのは、紛れもない僕の子供です!
可愛いさをアピールしたい気持ちを抑えきれなくなり、子供に関する記事ということもあって、ついに登場することになりました。
どうぞ皆さん全力で愛でてやって下さい(全力の親バカ)
さて、昨日宣言した通り、ハゲの生存戦略について今日は書かせて頂きます。
この理論は単純明解で、
ハゲは感染症にかかりにくいということです。
髪の毛に付着したウィルスが口に入ったり、髪の毛を触った手からウィルスに感染してしまったりと、髪の毛を経由した感染が実は結構あります。
ですから、その心配が全く無いハゲは、感染症に強いというわけです。
本来であれば、ハゲは進化論的に淘汰されるべきだと思っていたのですが違いました。
感染症から身を守るために進化した結果ハゲが生まれたのであり、人類の進化の頂点にいるのがハゲだったのです。
この度の緊急事態宣言で、対象となった都府県の人々は、髪の毛を刈り上げるように指示があるかと思いましたが、その指示は政府からありませんでした。
確かに全員がハゲ頭になってしまったら、誰が本物のハゲの血統種なのか分からなくなってしまうので、おそらく優秀な遺伝子の見分けを一目で付けられるように、「緊急丸坊主宣言」は、なされなかったのだと思います。
(そうすると、お坊さんは対感染症における人類最強の種族なのかもしれません。)
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
ほな!
サポートして貰えたら、そりゃめちゃくちゃ嬉しいです!