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ほっかいどう暮らし65 洞爺湖 白いおしるこ
以前にも書きましたが、僕は昔から公園遊具が好きで、特にタコのすべり台が大好きです。
そんな事を言い続けていると情報は集まってくるもので、先日人伝に聞いた話では「伊達市の公園にタコのすべり台がある」らしい。
そこで10月のとある土曜日の夜、いつものようにご近所のおじさん達とお酒を飲んでいる席で僕が
「明日伊達に行く予定なんだけど、一緒に行かないか」と誘ったら「伊達に何かあるのかい?」と聞いてきたので
「タコのすべり台があるらしいから、見に行こうと思って」
と正直に答えたら
「キョーミないわ!」
ちぇ、つれないねぇ...。
ということで翌朝1人で向かいましたのが伊達市館山公園。
そこにありましたのが
立派なタコのすべり台。
いいですねぇ、以前見た(「ほっかいどう暮らし50 岩見沢市 元祖もつそば」)野幌の若葉公園のすべり台も立派でしたが、こちらも愛嬌があってずっと見ていられます。
すっかり満足。せっかく伊達市まで来たので、もう一か所前から行ってみたいと思っていた場所へと車を走らせ
洞爺湖へ。
そして僕が行きたかった場所とは
壮瞥町が生んだ大横綱「北の湖」記念館。
受付で入館料を払って中に入ると、北の湖に関するたくさんの写真や記念の品々があり
映写室では北の湖の断髪式までのドキュメンタリー映像を観ることができます。
椅子に座って映像を眺めていたら、ずいぶん前に亡くなったおばあちゃんのことを思い出しました。
普段はとても温厚な人でしたが、相撲とプロレスを見ている時はだけはとても力が入っていたっけ。
小さい頃の僕はけっこう「おばあちゃん子」で、いつもおばあちゃんにくっついていました。たまに2人で出かけた時(それは多分体が弱かった僕の病院の付き添い)は、よく甘味処でお汁粉を食べさせてくれました。
子供だったのでお汁粉の味はよくわかりませんでしたが、とても甘かったことだけは記憶に残っています。
そう言えば近くの洞爺湖温泉にお汁粉で有名なお店があったはず。普段はあまり甘い物は食べない僕ですが、どうしてもお汁粉が食べたくなって向かいましたのが温泉街にあります
岡田屋さん
こちらの名物が、洞爺湖産の大福豆の白餡に地元の新鮮な牛乳を加えて作っているという
白いおしるこ
最初に口に含んだ時は「甘いホットミルク」のような感じ。それから2口、3口と飲んでいると、舌の上に残るザラザラとした豆の感じとあんこの甘さ。
上品で優しいお汁粉の味。新しくてどこか懐かしい。
おばあちゃんも優しい人だったな。あんなに可愛がってもらったのに、中学生になった頃からはほとんど話をしなくなって...。
もっといっぱい話をしておけばよかった。お汁粉の甘さが心にしみて
その後帰りの車の中でふと思い出したのが
おばあちゃんは猪木とウルフ(千代の富士)が好きだった
千代の富士と言えば、道南の福島町に「横綱千代の富士記念館」があるではないか。行ってみたいが福島町は遠いな。さすがに1人で日帰りは厳しいか..。
そこでその日の夜、相変わらずおじさん達が集まってお酒を飲んでいたので
「今度福島町に行くから付き合ってくれ」
と言ったら
「ふくしまちょ〜う?ずいぶん遠いな」 「函館よりまだ先だよ」 「福島町に何しに行くのさ」
と聞かれたので
「千代の富士の記念館を見に行こうと思って」
と正直に答えたら
「キョーミないわ!」
ちぇ!つれないね〜〜〜〜〜っ!!
おしまい
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